「盆栽」の魅力! デジタルデトックスに自然と向き合う時間 魅力を広げる新しい取り組みも 広島

4/13(月) 21:03

続いては「ひろしま満点ママ!!」から気になる情報をお届けするコーナー。
今回は、「デジタル疲れ」を感じている人におすすめの「自然と向き合う時間」についてご紹介します。

【久保田夏菜リポーター・盆栽職人の寺島僚汰さん】
「さあ、福山のとある場所にやってきました。ここに日本で昔からあるもので、デジタルデトックスになるものを育てている方がいらっしゃるということで、まずはお越しいただきましょう。どうぞ。こんにちは」
「こんにちは」
「いろいろはてながいっぱいなんですけれども。ずっと昔からある」
「はい。今は。あと、海外の方から大人気です」
「大人気。海外の方に」
「あと、昔のイメージでいうと、年配の方がよくされている趣味です」
「さあ、それは一体何でしょうか。案内してもらっていいですか?」
「はい」
「こちらです」
「えー、なるほど。これは私も知ってます。盆栽ですね」
「はい」
「ここは盆栽屋さんということですか?」
「そうです。はい」

盆栽は、日本で独自に発展してきた文化。
小さな鉢を通して自然と向き合いゆったりと過ごす時間がいま改めて注目されています。
今回訪れたのは、福山に拠点を置く「山陽盆栽」。
大小さまざまな盆栽が数百鉢並んでいる様子は、圧巻です。
寺島さんは、庭や門など住宅の外側、エクステリアを専門に扱う会社を経営しながら、ここで盆栽の修行をしています。
【久保田リポーター・寺島さん】
「いろいろありますけど、推しの盆栽はどれですか?」
「これですね」
「すご。これは何の木ですか?」
「これは真柏という木ですね」
「真柏」
「見た目のインパクトもすごいですけど、推しポイントは?」
「推しポイントはそうですね、ここの幹になるんですけれども」
「何ですか、この幹。白いところは」
「そうですね。ここは自然に枯れて、こういう模様になってるんですけど、ここはもう人間の手で掘って、厳しい状況で育ったような演出しているとこですかね」
「これは演出なんですか?」
「はい」
「掘ったんです?」
「いや、僕は掘ってないんですけど、親方が」
「へー!ちなみにこれはおいくつですか?年齢は」
「そうですね、多分三年か二年は経ってると思いますね」
「すごい!」

手を加えて、自然を表現する盆栽の奥深さはこれだけではありません。
【久保田リポーター・寺島さん】
「自然にできたものも多いんですけど、僕らが手を加えてこう曲げたりだったり」
「曲げる!あの木ってそんな簡単に曲がりませんよね。どう曲げるわけですか?」
「こういう枝でしたら、針金をかけてこういう角度をつけたり、枝を開いて茂っているように見せたり、大木感が出て、この鉢の中で収まるっていうのが技術です」
「すごい技術だと思います」
「これがデジタルデトックス?」
「そうですね。もう携帯つつく暇はないんで、朝充電して家を出て帰っても八十パーセント、九十パーセントあるんで」
「使ってませんね」
「そうですね。はい」
そんな寺島さんが、今の季節にする作業があります。
「今日はこちらをしていこうかなと思います」
新芽が出る春の季節、一日中盆栽に向き合い、剪定作業を行ってます。
「ここがちょうど芽が三つあったりするんですよ」
「どれですか?どれですか?どれですか?ちょっと待ってください」
「一、二、三です」
「一、二、三」
「基本は芽を二つでどんどんどんどん作っていくんですよ。 で、この数が多かったら減らしたりして、二芽にしていって剪定するのと、古い葉っぱとかも生えてたりするんで、ちょっと邪魔なんで、これはもう切ってなくして」
「これってでも何気なく今切ってるみたいな感じ見えますけど、これで将来決まるんですよね」
「そうですね、それは決まりますね」
「これ変なの切って親方に怒られたこととかありますか?」
「いや、特にないです。僕は切る前にちゃんと確認して。怒られるの嫌なんで」

盆栽の手入れでは剪定作業がとても大切。その大切な作業を手伝わせてもらうことに…
【久保田リポーター・寺島さん】
「お手伝いなのかお邪魔なのか、ちょっとわかんないんですけど」
「この上のやつを切ってもらえたら」
「いいです、これ」
「はい、OKです」
「OKです。はい」
新芽を整えたら、古い葉を、ていねいに落としていきます。
「あっ、これはどうですか?」
「そうですね」
「この二本ですか?これを抜きます」
「はい」
「これもですね」
「そうですね」
「これとこれ」
「そうです。そうです。はい」
「見つかったら楽しい。へー、こうやってみんな盆栽の虜になっていくんだ」

さらに、初心者でも親しみやすい盆栽があるそうで…。
【久保田リポーター・寺島さん】
「かなり小ぶりな。かわいい」
「はい」
「これは一万五千円」
「はい。他の盆栽に比べても、やっぱりちょっと年数も若いですし、まだ枝もできたりしてないんで、この値段ですね」
「それでもいや、重みありますよと思いますが、一つ雰囲気の違う盆栽ありますね」
「これは柿の盆栽になります」
「柿って秋にできる柿」
「そうです、はい」
「この辺かっこいいですね」
「そうですね。盆栽は低く小さく大木感を出すっていうのが盆栽にもなってくるんで、ここの幹が太かったりしたら立派な木に見えるんで」
「育てがいありそうですね」
「季節によって実もつけてくれて」
「そうですね、はい」
「食べられる柿ですか?」
「いや、食べたらちょっとまずいかもしれないですね」

盆栽は「鑑賞」して楽しむものですよね。
寺島さんは、盆栽の魅力を広げる取り組みにも力を注いでいます。
【久保田リポーター・寺島さん・MARCURY 伊達仁飛さん】
「ここの盆栽たちはリースの盆栽なんですけど」
「リースってあのリース?」
「そうですね。借りていただく」
「盆栽を?」
「はい」
寺島さんが手掛けているのは、盆栽のリースです。
同行すると、車は繁華街へ。到着したところは、盆栽とあまり関係のなさそうな意外な場所でした。
「え?ここ?」
「ここになります」
「ここ何、何屋さんですか?」
「昼間はカフェをしてて、夜はバー営業しています」
「バーに盆栽が行くんですか?」
「そうです。はい」
「えー、ちょっと想像してたとこと違いました」
「はい、行きましょう」
「びっくり」
「お疲れ様です」
「お世話になります。こんにちは。盆栽を届けに参りました」
「ありがとうございます」
なんと、盆栽をリースしているのは、繁華街にあるバー。
寺島さんは一週間ごとに、盆栽の交換をしています。
「新しい盆栽が入りました。見られました?」
「はい。あの根元の方にこう、岩がついててかっこいいなと思います。」
「すごい。この短時間でもう見られてたんですね。もともと盆栽とかに興味があって?」
「そうですね」
「リースで置かれてるんですか?」
「はい。知識がある方にやってもらって、最高な状態で持ってきてくださるっていうのは、僕たちとしても一つの楽しみになってます」
「盆栽がこのお店に置くようになって変化ってあります?お店に」
「でも外国の方とかはご来店いただく方は増えたりとかしました」
「それ聞くと選び甲斐がね」
「そうですね。もうちょっと頑張ります。僕も」
2年ほど前から始めたこの盆栽リースは、飲食店などで広まっていて茶席や卒園式など、単発で利用する人も増えているそうです。
「盆栽やってて魅力って何だと感じられますか?」
「盆栽は古いものが価値が高いと評価されるんですけど、時代はお金では買えないので、次の人に渡せるようにしっかり育てていきたいですね」
「さらにそこにデジタルデトックス」
「そうですね」