「人間関係の相談」AIを使っていい?「背景や感情を理解させるのは困難、最後は自分で考えて」専門家

3/31(火) 18:07

”AIの活用”についてある調査では「Z世代」のうち、およそ3割がAIを「毎日または週4日~5日」使っているという結果が出ています。
そしてそのうちの半数以上は、「人間関係の相談」に使っているそうなんです。

AIの専門家、広島経済大学の石野亜耶・准教授に聞きます。

ーー石野さんは人間関係についてAIに相談することはありますか?

【広島経済大学 AIが専門・石野亜耶 准教授】
「私は人間関係の相談には使ってないですね」

ーー若い世代が、もしかしたら主に使っているのかもしれませんね。さて、 AI について街で聞くと、親身になって話を聞いてくれたり、大丈夫だよというふうに励ましてくれるというような高評価の声が多かったということなんですが、 AI との向き合い方や利用方法に関してはどのようなご見解ですか。

【広島経済大学・石野亜耶 准教授】
「頼りきるのは危険だなと思っています。なぜかというと、人間関係っていうのは問題の背景とか感情の遷移とかかなり複雑なので、それらを全て AI に把握させることは困難ですし、AI というのは自然で質問した人にとって受け入れやすい回答を生成するようになっていますが、それが人間関係の問題の解消に役立つかどうかとは限りません」

ーー仕組みとして使っている人にとって、ある意味、居心地のいいというか、心地のいい答えが返ってくるようにもうできてるってことなんですね。

【広島経済大学・石野亜耶 准教授】
「そうですね。肯定的というか、受け入れやすい回答が選ばれるようになっていますので、そういった特徴を理解した上で、自分の問題とか思考の整理に使うのはとてもいいやり方だとは思うんですけれども、最後は自分の頭でしっかりと考えて判断する必要があるかと思います」