古いビルを防災拠点にリニューアル 災害時の緊急避難施設として活用 国交省のモデル事業に選定 広島
3/11(水) 19:22
インフラの老朽化が全国的に課題となっている今、古いビルをリニューアルして、防災の拠点などに活用しようという事業が始まっています。
先月、開催された、ビルの完成イベント。
子供たちが参加しているのは、体験型の防災イベントです。
広島市中区八丁堀。
会社や商業施設が立ち並び、街の中心部として、賑わうエリアです。
その一角にあるこのビルは・・。
【増岡組広島本店開発投資部・日隈祐介課長】
Q:どのような建物になる?
「緊急浸水時の(広島市の)緊急避難施設に登録していて、津波などの災害があった時に一時的に避難できる施設を目指しています」
子供たちが参加しているのは、体験型の防災イベントです。
広島市中区八丁堀。
会社や商業施設が立ち並び、街の中心部として、賑わうエリアです。
その一角にあるこのビルは・・。
【増岡組広島本店開発投資部・日隈祐介課長】
Q:どのような建物になる?
「緊急浸水時の(広島市の)緊急避難施設に登録していて、津波などの災害があった時に一時的に避難できる施設を目指しています」
避難場所とは、「切迫した災害の危険から逃れるため施設や場所」の事で、災害発生後に、「避難生活を送る」避難所とは役割が異なります。
買い物や仕事などで、昼間の人口が増加する街の中心部には、多くの緊急避難場所が必要になります。
そして、市内の中心部には、もうひとつの課題がありました。
【増岡組広島本店・日隈祐介課長】
「広島は特に被爆からの復興期に建設された築50年くらいのビルが1番多いエリアなので、古いビルを再生することは特に広島ではこれから重要になってくる」
買い物や仕事などで、昼間の人口が増加する街の中心部には、多くの緊急避難場所が必要になります。
そして、市内の中心部には、もうひとつの課題がありました。
【増岡組広島本店・日隈祐介課長】
「広島は特に被爆からの復興期に建設された築50年くらいのビルが1番多いエリアなので、古いビルを再生することは特に広島ではこれから重要になってくる」
高度成長期に多く建設された小規模のビルの老朽化は、全国的にも課題となっています。
国土交通省も、2024年度から、老朽化した不動産の更新を推進するため、中小ビルを「社会課題に対応して、バリューアップする」改修について、モデル調査事業を行っています。
その最初のケースとして、全国で2例、選ばれたうちの1つが、今回の修築事業なのです。
建設会社と不動産会社がタッグを組んで完成しました。
【増岡組広島本店・日隈祐介課長】
「国土交通省から地域でやるのであれば防災やコミュニティの形成などに意識してもらえたらありがたいという話があったので、どういうものにしていこうかと考えてやってきた」
防災を取り入れて、改築された建物は、どうなっているのでしょうか?
国土交通省も、2024年度から、老朽化した不動産の更新を推進するため、中小ビルを「社会課題に対応して、バリューアップする」改修について、モデル調査事業を行っています。
その最初のケースとして、全国で2例、選ばれたうちの1つが、今回の修築事業なのです。
建設会社と不動産会社がタッグを組んで完成しました。
【増岡組広島本店・日隈祐介課長】
「国土交通省から地域でやるのであれば防災やコミュニティの形成などに意識してもらえたらありがたいという話があったので、どういうものにしていこうかと考えてやってきた」
防災を取り入れて、改築された建物は、どうなっているのでしょうか?
【メタ不動産・松本真志社長】
「こちらからこの共有部のエリアこの区域から階段部分と屋上までとなっています。テナント以外のスペースが、避難場所になります。
屋上には、太陽光による自家発電システムが設置されていました。
太陽光で発電された電気が、蓄電池を経由して、共用部にあるコンセントに供給されます。
【メタ不動産・松本真志社長】
「緊急時の停電時でも共用部の電源は使用が可能になりますので蓄電池から直接(電気が)供給されるので、こちらで(携帯電話などの)充電をしてもらう」
老朽化した建物の価値を高めるのは、「新しさ」だけでは、ありません。
「こちらからこの共有部のエリアこの区域から階段部分と屋上までとなっています。テナント以外のスペースが、避難場所になります。
屋上には、太陽光による自家発電システムが設置されていました。
太陽光で発電された電気が、蓄電池を経由して、共用部にあるコンセントに供給されます。
【メタ不動産・松本真志社長】
「緊急時の停電時でも共用部の電源は使用が可能になりますので蓄電池から直接(電気が)供給されるので、こちらで(携帯電話などの)充電をしてもらう」
老朽化した建物の価値を高めるのは、「新しさ」だけでは、ありません。
【増岡組広島本店・日隈祐介課長】
「これは46年前の(新築当時の)もともとのものを残したタイルになっています」
【メタ不動産・松本真志社長】
「昔のいい部分はそのまま残していきたかったので、これはきちんと残していこうという事で」
「これは46年前の(新築当時の)もともとのものを残したタイルになっています」
【メタ不動産・松本真志社長】
「昔のいい部分はそのまま残していきたかったので、これはきちんと残していこうという事で」
生まれ変わったビルにたくさんの子供たちが集まり建物全体を使った体験型の防災イベントが行われました。
緊急避難場所の協定を交わした広島市のブースでは・・。
【広島市危機管理室災害予防課・脇田知茂主査】
「南海トラフ地震ではこれくらいの水が広島にも来ると想定されています。地震の時にはちゃんと高い所に避難しましょう。分かった人」
災害が発生すれば、どうなってしまうのか。
避難する事の大切さを伝えていきます。
【広島市危機管理室災害予防課・脇田知茂主査】
「このようなバーチャルで視覚的に見る事でよりリアルに災害の危険性を認識して頂く」
緊急避難場所の協定を交わした広島市のブースでは・・。
【広島市危機管理室災害予防課・脇田知茂主査】
「南海トラフ地震ではこれくらいの水が広島にも来ると想定されています。地震の時にはちゃんと高い所に避難しましょう。分かった人」
災害が発生すれば、どうなってしまうのか。
避難する事の大切さを伝えていきます。
【広島市危機管理室災害予防課・脇田知茂主査】
「このようなバーチャルで視覚的に見る事でよりリアルに災害の危険性を認識して頂く」
階段を昇って、次の部屋へ・・・ここでやっているのは、「防災塗り絵」。
避難リュックに入れたいものに色を塗ります。
塗り絵をしながら、緊急時に必要なものを考えていきます。
【(女の子】
「絶対いるものは食べ物、水、フォーク、スプーン、はし。お菓子は買えるから大丈夫」
いやいや、お菓子も入れといた方がいいんじゃないかな。
避難リュックに入れたいものに色を塗ります。
塗り絵をしながら、緊急時に必要なものを考えていきます。
【(女の子】
「絶対いるものは食べ物、水、フォーク、スプーン、はし。お菓子は買えるから大丈夫」
いやいや、お菓子も入れといた方がいいんじゃないかな。
「防災タイムトライアル」。
こちらは、親子ペアでチャレンジする防災体験です。
障害物競争の様ですが、それぞれの障害物には、意味があります。
災害時に道路が瓦礫で覆われた場合、その上をどう歩くのか…四つん這いで進むのは、火災が発生した時煙を避けて避難する動き。
このタイムトライアルに取り入れているのは、日頃、する事がないものの災害時に重要となる「動作」です。
【女の子】
Q:どうだった?
「楽しかった」
災害時に使える、移動かまどを製造する会社が行うのは、「炊き出し体験」。
【担当者は】
「ここでしっかり結んでください」
ビニール袋に入っているのは、乾燥したパスタ。
災害時には、貴重な水を上手に使って調理する方法、パスタを直接お湯に入れない事で、お湯を何度でも使えるというわけなんです。
【女の子】
Q:スパゲッティできてる?
「うん」
災害から学んだ、様々な知恵や経験をイベントを通して楽しみながら次の世代に伝えていくのです。
街の復興とともに歩んだ建物が今、防災の拠点となって、生まれ変わりました。
こちらは、親子ペアでチャレンジする防災体験です。
障害物競争の様ですが、それぞれの障害物には、意味があります。
災害時に道路が瓦礫で覆われた場合、その上をどう歩くのか…四つん這いで進むのは、火災が発生した時煙を避けて避難する動き。
このタイムトライアルに取り入れているのは、日頃、する事がないものの災害時に重要となる「動作」です。
【女の子】
Q:どうだった?
「楽しかった」
災害時に使える、移動かまどを製造する会社が行うのは、「炊き出し体験」。
【担当者は】
「ここでしっかり結んでください」
ビニール袋に入っているのは、乾燥したパスタ。
災害時には、貴重な水を上手に使って調理する方法、パスタを直接お湯に入れない事で、お湯を何度でも使えるというわけなんです。
【女の子】
Q:スパゲッティできてる?
「うん」
災害から学んだ、様々な知恵や経験をイベントを通して楽しみながら次の世代に伝えていくのです。
街の復興とともに歩んだ建物が今、防災の拠点となって、生まれ変わりました。
【メタ不動産・松本真志社長】
「築年数の経ったビルがメンテナンスをされていないまま放置されているケースがかなりあって、そういうビルの中でもこういった質のいいビルは改修して生まれ変わることが出来るという事を伝えていきたい」
【増岡組広島本店・日隈祐介課長】
「広島の街としてはもっと増やして欲しいのでこれをモデルとして色々な企業が同じようにやって欲しいと思っています」
老朽化したビルを活用した街の拠点作り。
新しい防災の取り組みが始まっています。
「築年数の経ったビルがメンテナンスをされていないまま放置されているケースがかなりあって、そういうビルの中でもこういった質のいいビルは改修して生まれ変わることが出来るという事を伝えていきたい」
【増岡組広島本店・日隈祐介課長】
「広島の街としてはもっと増やして欲しいのでこれをモデルとして色々な企業が同じようにやって欲しいと思っています」
老朽化したビルを活用した街の拠点作り。
新しい防災の取り組みが始まっています。
