幻の計画「広浜鉄道」 おろちが泣く不思議現象!今福線沿線の鉄道遺構を野川アナが歩く【てつたま】
3/11(水) 20:00
鉄道の魅力を熱くお伝えする野川キャスターの「てつたま」です。
広島と浜田を結ぶことを目指し、2度着工されたものの、結局、完成しなかった幻の鉄道『広浜鉄道今福線』の遺構をめぐっています。
それでは…出発進行!
広島と浜田を結ぶことを目指し、2度着工されたものの、結局、完成しなかった幻の鉄道『広浜鉄道今福線』の遺構をめぐっています。
それでは…出発進行!
【今福線ガイドの会】
「一刻でも早く、山陰から広島へ。55分で結ぼうという計画だったそうです。120~130キロというのはもう、超特急だと思います」
前回は、島根県浜田市金城町で行われたウォーキング大会を取材。
およそ3時間かけ、幻の鉄道と呼ばれる、広浜鉄道今福線沿線の鉄道遺構をめぐりました。
広島と浜田を結ぶ鉄道の島根側のルート・今福線は、戦前と戦後、2度にわたって工事に着手しましたが、時代に翻弄され、結局、列車が通ることはなく、計画は幻と消えました。
今回は『今福線を守る会』の岩崎さんと一緒に、地域に残る鉄道遺構をめぐります。
「一刻でも早く、山陰から広島へ。55分で結ぼうという計画だったそうです。120~130キロというのはもう、超特急だと思います」
前回は、島根県浜田市金城町で行われたウォーキング大会を取材。
およそ3時間かけ、幻の鉄道と呼ばれる、広浜鉄道今福線沿線の鉄道遺構をめぐりました。
広島と浜田を結ぶ鉄道の島根側のルート・今福線は、戦前と戦後、2度にわたって工事に着手しましたが、時代に翻弄され、結局、列車が通ることはなく、計画は幻と消えました。
今回は『今福線を守る会』の岩崎さんと一緒に、地域に残る鉄道遺構をめぐります。
【今福線を守る会 岩崎 敏さん・野川アナ】
「岩崎さん、この辺りが今福線の遺構のひとつであるという話を聞いたんですが…」
「はい、ここはですね、今福線の岩見今福駅の予定地になっていました。この駐車場と、この道路が全部予定地」
「今ちょうど車がバンバン走ってきてますけど、ここに関しても鉄道用地だった?」
「これも鉄道用地です」
「もしここに今福線が通っていたら、まったく違う景色になっていたんでしょうね」
「そうですね。ここが新線と旧線と言いまして、戦前の(計画)と戦後の(計画)がありますが、どちらも駅の予定地としては同じところに。新線はここで言いますと、あの2階建て(の建物の)ちょうど半分ぐらいの高さ」
「高架の予定だったんですかね?」
「それで旧線が今、我々が立ってるところが旧線の路盤です。従いまして旧線と新線は、これだけの高さの差があります」
「新線ができるという話になったら、地元の湧き方もすごかったじゃないですか?」
「そうですね。ですから戦前の(建設計画)が無くなって、戦後また今のように新しく(建設計画が)できるということで、かなり地域として盛り上がったんです。盛り上がったんですけど、やはり国鉄の財政の問題がありまして、中止になったのですけれど。この路線ができていますと、やはり浜田と広島、いわゆる山陽側と山陰側が特急で1時間の計画だったので。それが、もし実現していたら、もっと違ったものがあったのではなかろうかと、夢は膨らみます」
「岩崎さん、この辺りが今福線の遺構のひとつであるという話を聞いたんですが…」
「はい、ここはですね、今福線の岩見今福駅の予定地になっていました。この駐車場と、この道路が全部予定地」
「今ちょうど車がバンバン走ってきてますけど、ここに関しても鉄道用地だった?」
「これも鉄道用地です」
「もしここに今福線が通っていたら、まったく違う景色になっていたんでしょうね」
「そうですね。ここが新線と旧線と言いまして、戦前の(計画)と戦後の(計画)がありますが、どちらも駅の予定地としては同じところに。新線はここで言いますと、あの2階建て(の建物の)ちょうど半分ぐらいの高さ」
「高架の予定だったんですかね?」
「それで旧線が今、我々が立ってるところが旧線の路盤です。従いまして旧線と新線は、これだけの高さの差があります」
「新線ができるという話になったら、地元の湧き方もすごかったじゃないですか?」
「そうですね。ですから戦前の(建設計画)が無くなって、戦後また今のように新しく(建設計画が)できるということで、かなり地域として盛り上がったんです。盛り上がったんですけど、やはり国鉄の財政の問題がありまして、中止になったのですけれど。この路線ができていますと、やはり浜田と広島、いわゆる山陽側と山陰側が特急で1時間の計画だったので。それが、もし実現していたら、もっと違ったものがあったのではなかろうかと、夢は膨らみます」
続いての遺構は、石見今福駅の予定地からおよそ4キロの場所にあるアーチ橋です。
【今福線を守る会 岩崎 敏さん・野川アナ】
「岩崎さん、見えてきました。ここからも側面がちょっとだけ見えるんですけど、きれいなアーチ。ここも遺構ですね?」
「そうですね」
「あ!いい眺めじゃないですか。何も気づかずに車に乗っていたら、通り過ぎてしまいそうな感じもありますが」
山際を走る、この4連アーチ橋は、今は市道として使われる遺構で、正式名称は眼鏡橋です。
【今福線を守る会 岩崎 敏さん・野川アナ】
「こちらのガイドを見ますとね、建設途中の写真も載ってるんですよね」
「はい、そうですね」
「昭和13年ごろで…これ足場がすごいですね」
「そうですね、この足場がですね、木材。あるいは竹材で足場ができておりますから。今のような鉄の足場ではありませんのでね。よくできたと思いますよ」
「本当ですね。杉の丸太を使った足場が組まれている。すごいですね」
【今福線を守る会 岩崎 敏さん・野川アナ】
「岩崎さん、見えてきました。ここからも側面がちょっとだけ見えるんですけど、きれいなアーチ。ここも遺構ですね?」
「そうですね」
「あ!いい眺めじゃないですか。何も気づかずに車に乗っていたら、通り過ぎてしまいそうな感じもありますが」
山際を走る、この4連アーチ橋は、今は市道として使われる遺構で、正式名称は眼鏡橋です。
【今福線を守る会 岩崎 敏さん・野川アナ】
「こちらのガイドを見ますとね、建設途中の写真も載ってるんですよね」
「はい、そうですね」
「昭和13年ごろで…これ足場がすごいですね」
「そうですね、この足場がですね、木材。あるいは竹材で足場ができておりますから。今のような鉄の足場ではありませんのでね。よくできたと思いますよ」
「本当ですね。杉の丸太を使った足場が組まれている。すごいですね」
この眼鏡橋には、それとは別に、地元の人につけられた異名があります。
橋の下でその名のいわれとなった現象を体験できるそうなんです。
【今福線を守る会 岩崎 敏さん・野川アナ】
「ちょっと立ってみてください」
「はい。あ、ここ、ちょっと…」
「ちょっと大きくなるでしょう?」
「響きが変わりますねえ」
「変わります」
「川の流れの音が、もちろんそこでも聞こえますし、ここでも聞こえるんですけど、響きが変わる。もう、明らかに変わる。ここら辺ちょっとうわずったと言いますか、遠くから聞こえている音のような感じがするわけですね。やはりここに来ると、目の前に川が迫ってきたかの様な響きになりますね」
「そうですね」
「これ、不思議だなぁ。なぜでしょうね?」
「やっぱりこのアーチで何か反響が変わってくるのではないかと思いますね」
「目を閉じると、ここら辺を川が流れているんじゃないかなと思うくらい」
「そうですね、はい。川の水が最近、雨が降りませんので、少ないんですけど。量が増えるともっと大きくなります」
「ちょっと(撮影スタッフ)3人にも、ぜひちょっと確認していただきたいです」
橋の下でその名のいわれとなった現象を体験できるそうなんです。
【今福線を守る会 岩崎 敏さん・野川アナ】
「ちょっと立ってみてください」
「はい。あ、ここ、ちょっと…」
「ちょっと大きくなるでしょう?」
「響きが変わりますねえ」
「変わります」
「川の流れの音が、もちろんそこでも聞こえますし、ここでも聞こえるんですけど、響きが変わる。もう、明らかに変わる。ここら辺ちょっとうわずったと言いますか、遠くから聞こえている音のような感じがするわけですね。やはりここに来ると、目の前に川が迫ってきたかの様な響きになりますね」
「そうですね」
「これ、不思議だなぁ。なぜでしょうね?」
「やっぱりこのアーチで何か反響が変わってくるのではないかと思いますね」
「目を閉じると、ここら辺を川が流れているんじゃないかなと思うくらい」
「そうですね、はい。川の水が最近、雨が降りませんので、少ないんですけど。量が増えるともっと大きくなります」
「ちょっと(撮影スタッフ)3人にも、ぜひちょっと確認していただきたいです」
ということで、撮影スタッフも…
【野川アナ・撮影スタッフ】
「あ-、確かに。ボリューム上がる」
「ここです、ここ」
「そこを真ん中にして…」
「あっ!違う」
「違うでしょう!」
「その川のせせらぎを覚えておいて、ここに来ると」
「おー」
「変わるでしょう?」
【野川アナ・撮影スタッフ】
「あ-、確かに。ボリューム上がる」
「ここです、ここ」
「そこを真ん中にして…」
「あっ!違う」
「違うでしょう!」
「その川のせせらぎを覚えておいて、ここに来ると」
「おー」
「変わるでしょう?」
川のせせらぎがアーチに反響して大きく聞こえる不思議な現象に由来して、地元の人たちが名付けた異名が?
【今福線を守る会 岩崎 敏さん・野川アナ】
「今福線は蛇行しておりますので、それをオロチの胴体に見立てて。ここを頭に見立てて、未完成に終わったために、嘆き悲しんでおるんだということで、その音から、おろち泣き橋と」
「確かにオロチほど大きな生き物が涙を流したら、これだけ『ジョボジョボ』という音が聞こえてくるだろうと」
「そうなんです。それで、おろち泣き橋という風に名前を付けられています」
「私、おろち泣き橋という名を聞いた時にですね、もっとこうシクシクと、さめざめと泣いているイメージだったんですけども。これは何と言うのでしょうね。号泣と言いますか、本当に嗚咽と言いますかね。声を上げながら泣いているときに流れるような。そんな涙の音に聞こえます。いま川の水が少ない時ですが、このぐらい聞こえるわけですから」
「そうなんですね」
「これ水が多いと?」
「もっとね、迫力のある鳴き声になります」
そして次回も…
【野川アナ】
「これは近くで見ると、非常に迫力ありますね」
圧巻の今福線巨大鉄道遺構群を探索します。
【今福線を守る会 岩崎 敏さん・野川アナ】
「今福線は蛇行しておりますので、それをオロチの胴体に見立てて。ここを頭に見立てて、未完成に終わったために、嘆き悲しんでおるんだということで、その音から、おろち泣き橋と」
「確かにオロチほど大きな生き物が涙を流したら、これだけ『ジョボジョボ』という音が聞こえてくるだろうと」
「そうなんです。それで、おろち泣き橋という風に名前を付けられています」
「私、おろち泣き橋という名を聞いた時にですね、もっとこうシクシクと、さめざめと泣いているイメージだったんですけども。これは何と言うのでしょうね。号泣と言いますか、本当に嗚咽と言いますかね。声を上げながら泣いているときに流れるような。そんな涙の音に聞こえます。いま川の水が少ない時ですが、このぐらい聞こえるわけですから」
「そうなんですね」
「これ水が多いと?」
「もっとね、迫力のある鳴き声になります」
そして次回も…
【野川アナ】
「これは近くで見ると、非常に迫力ありますね」
圧巻の今福線巨大鉄道遺構群を探索します。
