小さく生まれた赤ちゃんママの味方 「ひろしまリトルベビーハンドブック」改訂版 まもなく完成
12/18(木) 18:01
育児の話題をお伝えする「thank you for zero」のコーナ―です。
今回は、こちら「ひろしまリトルベビーハンドブック」。
2021年にできたものなのですが、みなさんはご存じでしょうか?
新たな動きに注目しました。
今回は、こちら「ひろしまリトルベビーハンドブック」。
2021年にできたものなのですが、みなさんはご存じでしょうか?
新たな動きに注目しました。
広島市にある県立広島病院。
【石井 百恵 記者】
「こちらは産婦人科なんですが、その奥に県内には、2つしかないいつも満床の場所があります」
総合周産期母子医療センター。
その中でも、NICU=新生児特定集中治療室は体重2500g未満の小さく生まれた赤ちゃんや、先天性の病気を持った重症の赤ちゃんを24時間体制の専門医療で見守る設備で、12床あるベッドは常にほぼ埋まるほど赤ちゃんが入室してきます。
【石井 百恵 記者】
「こちらは産婦人科なんですが、その奥に県内には、2つしかないいつも満床の場所があります」
総合周産期母子医療センター。
その中でも、NICU=新生児特定集中治療室は体重2500g未満の小さく生まれた赤ちゃんや、先天性の病気を持った重症の赤ちゃんを24時間体制の専門医療で見守る設備で、12床あるベッドは常にほぼ埋まるほど赤ちゃんが入室してきます。
予定日より3ヵ月以上早く生まれた赤ちゃん。
ここで育ちまもなく100日です。
【堂面 理絵 さん】
「妊娠高血圧症になってしまって緊急でこちらに。何の準備もすることなく生まれて来てしまいました」
璃子ちゃんは、体重649gで生まれました。
【堂面 理絵 さん】
「不安でしたね、27週ということもあるので、ちょっとどうなのかな…」
ここで育ちまもなく100日です。
【堂面 理絵 さん】
「妊娠高血圧症になってしまって緊急でこちらに。何の準備もすることなく生まれて来てしまいました」
璃子ちゃんは、体重649gで生まれました。
【堂面 理絵 さん】
「不安でしたね、27週ということもあるので、ちょっとどうなのかな…」
そんな堂面さんを助けたものがあります。
「ひろしまリトルベビーハンドブック」。
母子手帳に似ているこの冊子は、小さく生まれた赤ちゃんのママのために作られたもので、県が2021年に発行しました。
中身は、先輩ママのアドバイスや、専門的な知識など様々な情報が盛り込まれています。
通常の母子手帳にある「成長の記録」では、小さな赤ちゃんの答えは「いいえ」ばかりになりますが、リトルベビーハンドブックでは、その子に合わせて書き込めるよう工夫されています。
【堂面 理恵 さん】
「普通の母子手帳は、普通の週数で出た子の記録がメインなのでそこにあてはまらないところはこちらにかけるので、これはよいなと思いました」
「(Q:あってよかった?)そうですね。はい」
「ひろしまリトルベビーハンドブック」。
母子手帳に似ているこの冊子は、小さく生まれた赤ちゃんのママのために作られたもので、県が2021年に発行しました。
中身は、先輩ママのアドバイスや、専門的な知識など様々な情報が盛り込まれています。
通常の母子手帳にある「成長の記録」では、小さな赤ちゃんの答えは「いいえ」ばかりになりますが、リトルベビーハンドブックでは、その子に合わせて書き込めるよう工夫されています。
【堂面 理恵 さん】
「普通の母子手帳は、普通の週数で出た子の記録がメインなのでそこにあてはまらないところはこちらにかけるので、これはよいなと思いました」
「(Q:あってよかった?)そうですね。はい」
広島県に年間生まれる赤ちゃんは、およそ1万6千人。
そのうちの1割にあたるおよそ1600人が、2500g未満の低出生体重児で、1500g未満で生まれてくる新生児は年間およそ130人います。
理由は切迫早産や高血圧症など理由は様々です。
【県立広島病院副院長 兼 新生児科主任部長 福原 里恵 医師】
「お母さんのせいではなく、たまたまなので、ご自分を責めないでいてほしい、そのためにも『リトルベビーハンドブック』って、欄外に先輩ママたちからの声がいっぱいのっているので、それを見ると勇気づけられて元気になる、いつか大きくなるとお母さんが前向きになれるのではないかと思っています」
そのうちの1割にあたるおよそ1600人が、2500g未満の低出生体重児で、1500g未満で生まれてくる新生児は年間およそ130人います。
理由は切迫早産や高血圧症など理由は様々です。
【県立広島病院副院長 兼 新生児科主任部長 福原 里恵 医師】
「お母さんのせいではなく、たまたまなので、ご自分を責めないでいてほしい、そのためにも『リトルベビーハンドブック』って、欄外に先輩ママたちからの声がいっぱいのっているので、それを見ると勇気づけられて元気になる、いつか大きくなるとお母さんが前向きになれるのではないかと思っています」
このリトルベビーハンドブックは静岡で生まれ、それを知った広島の小さな赤ちゃんを産んだママたちが県に要望し、2021年に広島版ができました。
今では全国すべての都道府県にあります。
母子手帳のように、ひとつに統一されていないのには理由がありました。
今では全国すべての都道府県にあります。
母子手帳のように、ひとつに統一されていないのには理由がありました。
この日、県庁に関係者が集まっていました。
ハンドブックを、リニューアルするため行政、医療従事者、そして当時者のママが意見交換していました。
【国際母子手帳委員会 板東 あけみ 事務局長】
「ママのメンタルケアお薬みたいな要素もたくさんあると思うので、できるだけママの退院までに渡してあげていただけた方がいいかなと」
【新生児科医師】
「先生、この会議出るまでこれ知っていた?」
【小児科医師】
「知らなかったです」
ハンドブックの存在がまだ知られていないことが分かり、その活用法も議論されていました。
全国のハンドブック作成に携わってきた専門家は、こうして自治体ごとに作ることにこそ意味があると言います。
【国際母子手帳委員会 板東 あけみ 事務局長】
「お子さんの成長というのはいろいろなところで地域でかかわりますよね。そういう人たちを全部巻き込んだネットワークを作るのが非常に重要で、そのネットワークづくりの一番初めのベースがリトルベビーハンドブックを創るプロセスの中で生まれてくる」
「産後なるべく早くママの手に渡して」という声は早速、医師から現場の看護師に届けられました。
ハンドブックを、リニューアルするため行政、医療従事者、そして当時者のママが意見交換していました。
【国際母子手帳委員会 板東 あけみ 事務局長】
「ママのメンタルケアお薬みたいな要素もたくさんあると思うので、できるだけママの退院までに渡してあげていただけた方がいいかなと」
【新生児科医師】
「先生、この会議出るまでこれ知っていた?」
【小児科医師】
「知らなかったです」
ハンドブックの存在がまだ知られていないことが分かり、その活用法も議論されていました。
全国のハンドブック作成に携わってきた専門家は、こうして自治体ごとに作ることにこそ意味があると言います。
【国際母子手帳委員会 板東 あけみ 事務局長】
「お子さんの成長というのはいろいろなところで地域でかかわりますよね。そういう人たちを全部巻き込んだネットワークを作るのが非常に重要で、そのネットワークづくりの一番初めのベースがリトルベビーハンドブックを創るプロセスの中で生まれてくる」
「産後なるべく早くママの手に渡して」という声は早速、医師から現場の看護師に届けられました。
ママたちの味方「リトルベビーハンドブック」。
広島の声をより集めた改訂版は、今年度中に完成予定です。
【広島県子供未来応援課 小田 純子 さん】
「一番はやっぱりご家族のにとって支えになるようなものにしたいのと、成長と一緒に関係者さんとの『つなぎ』になるようなものにしたい」
【しずくの木 漆畑 希望 代表】
「広島らしいものにしていきたいなという広島のリトルベビーのママたちの思いを届ける。今頑張っている赤ちゃんたちに届けるものにできたらと思います」
広島の声をより集めた改訂版は、今年度中に完成予定です。
【広島県子供未来応援課 小田 純子 さん】
「一番はやっぱりご家族のにとって支えになるようなものにしたいのと、成長と一緒に関係者さんとの『つなぎ』になるようなものにしたい」
【しずくの木 漆畑 希望 代表】
「広島らしいものにしていきたいなという広島のリトルベビーのママたちの思いを届ける。今頑張っている赤ちゃんたちに届けるものにできたらと思います」
