【広島あの日のきょう】傷ついた子ギツネ、園児が育て山へ返す(1990年)コンちゃんとの思い出を絵本に
12/11(木) 17:49
「あの日のきょうにずきゅん」テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。
今から35年前の1990年12月11日傷ついた子ギツネを育て、山に返した園児たちが、子ギツネの絵本作りに取り組みました。
今から35年前の1990年12月11日傷ついた子ギツネを育て、山に返した園児たちが、子ギツネの絵本作りに取り組みました。
この子ギツネは、この年の5月、現在の庄原市東城町で傷を負った状態で見つかり、地元の保育所に持ち込まれました。早速「コンちゃん」と名づけられ、園児らの手厚い保護のもとケガも治り、保育所のアイドルに。
しかし、成長したら山に返すという約束だったため9月上旬に山へ放たれました。
コンちゃんは、一瞬ためらったようでしたが、やがて森へ向かってゆっくり走り去り、園児たちも姿が消えるまで手を振り、別れを惜しんでいました。
ところが、別れたあとも園児たちの心からコンちゃんが離れないことからその思い出を絵本として残すことになりました。
この日も園児たちは、「コンちゃん、今頃どうしているかなぁ」とクレヨンを走らせていました。
完成した絵本は、翌年の3月卒園児一人ひとりにプレゼントされ、園児たちは「小学校に上がっても生き物を大切にしよう」と誓いあっていました。
