「将来を悲観 孤独死する心配があった」アルコール依存症の息子を殺した母親の裁判 明かされた犯行動機
12/8(月) 15:35
今年5月、広島市中区の川土手で、息子を殺害した罪に問われている母親の初公判が開かれ、母親は「息子が孤独死する心配があった」と述べました。
起訴状などによりますと、広島市中区の無職・清原和子被告(80)は今年5月、広島市中区白島九軒町の川土手で、当時55歳の長男の首にロープを巻きつけた後、締めるなどして、窒息死させた殺人の罪に問われています。
警察の取り調べに対し、清原被告は「酒とともに睡眠導入剤を飲ませて寝たところで、首を絞めて殺した」
動機については「息子に記憶障害のような症状があり、完治しないので、息子の将来のことを考えたら殺すしかないと思った」という供述をしていました。
警察の取り調べに対し、清原被告は「酒とともに睡眠導入剤を飲ませて寝たところで、首を絞めて殺した」
動機については「息子に記憶障害のような症状があり、完治しないので、息子の将来のことを考えたら殺すしかないと思った」という供述をしていました。
8日、広島地裁で開かれた初公判で、清原被告は「間違いございません」と起訴内容を認めました。
冒頭陳述で検察は「被告の息子は、過度の飲酒によるアルコール依存症となって働くことができなくなり、被告人は将来を絶望し、殺害を決意した」と指摘。
さらに被告人が犯行後、自殺するつもりだったことを明かしました。
一方、弁護側は「清原被告を含む両親が亡くなった後、息子が一人で生きていくために、何度も酒を飲まないよう伝えたがやめなかった。被告人には同情すべき点がある」と主張しました。
被告人質問で清原被告は、「息子が一人になったとき孤独死する心配があった」と
述べました。
9日の公判では証人尋問が行われます。
冒頭陳述で検察は「被告の息子は、過度の飲酒によるアルコール依存症となって働くことができなくなり、被告人は将来を絶望し、殺害を決意した」と指摘。
さらに被告人が犯行後、自殺するつもりだったことを明かしました。
一方、弁護側は「清原被告を含む両親が亡くなった後、息子が一人で生きていくために、何度も酒を飲まないよう伝えたがやめなかった。被告人には同情すべき点がある」と主張しました。
被告人質問で清原被告は、「息子が一人になったとき孤独死する心配があった」と
述べました。
9日の公判では証人尋問が行われます。
