広島県北部の豪雪地帯で「今年一番の雪」 庄原市高野町では8センチの積雪 早めに冬用タイヤへ

12/4(木) 17:20

広島県内は今シーズン1番の冷え込みとなりました。広島県北部の豪雪地帯・高野町では8センチの積雪となりました。

【辰已 麗アナウンサー】
「広島県北広島町にあるこちらの温度計は氷点下3度となっています。本格的な冬がやってきました。こちらの雪を触ってみると、かなり細かくて、さらさらとしています。当たり前ですが、冷たいです。寒い」

県内屈指の豪雪地帯として知られる北広島町西八幡原。
4日朝も断続的に雪が降り続き、4日午前9時までの積雪量は3センチに。
真冬並みの強い寒気の影響で、県内は今シーズン1番の冷え込みとなりました。

【近くに住む人】
「12月頭でしょ。こんなに雪が降るのは予想しなかったから、時期が早いのにびっくり、もう半月くらい降らなかったらうれしい」

一方、庄原市高野町では4日朝、住民が雪かきに追われていました。

【雪かきをする男性】
「こんなに積もったのはきのうから」
【近くの住民は】
「本格的な雪というのがきょうで、覚悟してきました」

本格的な冬の到来を、身をもって感じたというきょうの積雪。
高野の積雪量は県内で最も多く、8センチとなりました。

雪が降りしきるなか、元気よく学校に向かう子どもたちは…。

【登校中の子どもたち】
「こたつから出られないくらい寒かった」
「早く家に帰りたいです」

4日は県内19の観測地点のうち9地点で、今シーズン一番の冷え込みとなり、神石高原町油木で氷点下4.5℃などと1月下旬並みの寒さを記録。

山頂付近がうっすらと雪化粧した広島市佐伯区と廿日市市にまたがる極楽寺山。
ここは広島地方気象台が県内の初冠雪を観測するポイントです。

極楽寺山の初冠雪は平年より10日早く、去年より4日早い観測となりました。
気象台は積雪・路面凍結による交通への影響に注意し、早めの冬用タイヤへの交換を呼び掛けています。