旅人と地域がつながる宿 津和野のゲストハウス「野窓」

11/20(木) 12:48

旅人と地域住民が交流できる津和野のゲストハウスを取材しました。

津和野駅の裏手に佇むゲストハウス「野窓」は築50年の建物を地域住民や高校生が協力して改修した宿泊施設です。

チェックイン時には地元の「ざら茶」で温かく迎えてくれて、ゲストに津和野の暮らしを感じてもらうおもてなしが施されています。

客室は和室をリノベーションした落ち着いた空間で、2名利用の個室から、最大8名まで利用できる一棟貸しの客室などが揃っています。

全ての部屋が庭に面しており、庭では津和野の町花「ツワブキ」が丁寧に育てられ、四季を感じる風景が楽しめます。

ラウンジは、SLやまぐち号が目の前を走り抜ける様子を眺められる“特等席”。

夜はカフェ&バーに変わり、地域住民と旅人が自然に交流できる場として人気です。旅の情報交換や地域の話題が飛び交い、宿ならではのゆったりとした時間を体験できます。
こうした旅人と地域住民が交流できる独自の滞在体験の背景にはオーナーの齋藤さんの原体験があります。齋藤さんは、1年半かけて24カ国を旅した経験を持ち、「地方での暮らしの豊かさ」や「旅で受けた優しさを返したい」という思いからこの宿を開業しました。

国内外から訪れる旅人が集い、地域の文化に触れながら過ごす“交流する宿”として支持を集めています。