【広島あの日のきょう】廃屋を燃やし消火訓練(1990年)実際の家に火をつける「実戦そのもの」の訓練
11/4(火) 17:55
「あの日のきょうにずきゅん」テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。
今から35年前の1990年11月4日、全国火災予防週間を前に実際に古い家屋を燃やす全国でも珍しい消火訓練が三次市で行われました。
今から35年前の1990年11月4日、全国火災予防週間を前に実際に古い家屋を燃やす全国でも珍しい消火訓練が三次市で行われました。
訓練が行われたのは、三次市下川立町の木造平屋建て1棟で、この家は、この年の10年前から空き家となっていました。
訓練は、台所のてんぷら鍋から出火、逃げ遅れた人が隣接する納屋にいるという想定で始まりました。
空き家に火の手が上がると、近くの人が駆けつけ、初期消火と共に119番通報します。
空き家に火の手が上がると、近くの人が駆けつけ、初期消火と共に119番通報します。
まもなく消防車などが到着し、消防署員らが逃げ遅れた人を救出し一斉放水。
空き家は黒煙を上げながら勢いよく燃えましたが、およそ30分で消し止められました。
空き家は黒煙を上げながら勢いよく燃えましたが、およそ30分で消し止められました。
実際の家を燃やしての訓練は県内でも初めての試みで、参加した住民は、「実戦そのもの」の訓練に真剣に取り組んでいました。
