全線開業90周年『呉線』の歴史と魅力 おすすめは「海の上を滑るような大パノラマ 」【てつたま】
10/22(水) 20:00
鉄道の魅力を熱くお伝えする野川キャスターの「てつたま」です。
【野川キャスター】
広島県内のとある路線が間もなく記念すべき日を迎えるということで取材してまいりました。それでは…
【野川キャスター】
広島県内のとある路線が間もなく記念すべき日を迎えるということで取材してまいりました。それでは…
【野川キャスター】
「はい、今日はまず、三原駅にやってまいりました。私、大好きな駅なんです。
三原駅、山陽新幹線も止まる駅ですが、呉線の始発駅でもあるんです。
「はい、今日はまず、三原駅にやってまいりました。私、大好きな駅なんです。
三原駅、山陽新幹線も止まる駅ですが、呉線の始発駅でもあるんです。
広島駅のあたりで乗っていると、広島から呉であったりね、広ぐらいまででひと区切りついているような感じがしますけども、正確には、この三原駅を起点として海田市まで行く路線ということになっておりまして。
では今日なぜ三原駅にやってきたかといいますと、その呉線がこの11月で全線開通90年を迎えると言うことで、おめでとうございます。ねえ、歴史がある路線ですね」
では今日なぜ三原駅にやってきたかといいますと、その呉線がこの11月で全線開通90年を迎えると言うことで、おめでとうございます。ねえ、歴史がある路線ですね」
呉線は海軍の軍港があった呉と広島を結ぶ路線として、明治36年、1903年に呉~海田市駅間が開通しました。
当日は呉市全体がお祭り騒ぎで、花火を上げ、餅やミカンまでまき、祝福したそうです。
当日は呉市全体がお祭り騒ぎで、花火を上げ、餅やミカンまでまき、祝福したそうです。
それからおよそ20年…時代は昭和に入った1927年に三原、呉の両側で工事に着工。少しずつ延伸しながら1935年11月に呉線は全通しました。
「全線開通90年を、ちょっと一足早いですが、『てつたま的名所めぐり』のような形でお祝いをしたいなと思っております。
そのガイドブックがこちらです。
開業120年、令和5年、おととし開催された企画展のパンフレットなんですが、そこから2年経っているので、今年で開業122年、全線開業90年。
本当に長い歴史もありますし、やっぱり沿線に見どころも多いですから、今日はちょっと時間の許す限りたくさん、名所をめぐっていきたいなと思っております」
それではさっそく出発!三原駅のホームへ。
そのガイドブックがこちらです。
開業120年、令和5年、おととし開催された企画展のパンフレットなんですが、そこから2年経っているので、今年で開業122年、全線開業90年。
本当に長い歴史もありますし、やっぱり沿線に見どころも多いですから、今日はちょっと時間の許す限りたくさん、名所をめぐっていきたいなと思っております」
それではさっそく出発!三原駅のホームへ。
「もう来てますね。この区間もおなじみのレッドウィングでございますが。
このボタンをご覧ください。『あける』のところが緑色に光っております。
このボタンをご覧ください。『あける』のところが緑色に光っております。
これは鉄ちゃんの大好物、半自動ドアですね。ちょっと失礼しまして…『ドア開きまーす』それで、この三原駅に来たらですね、ちょっとホーム上から見ておきたいものが一つありまして。
どのあたりですか?この辺り、どうです?あ、ありました。ちょっと角度が厳しいかな。どうかな?はい、0というね、数字とともに下に呉線と書いた標がありますけど。
これが0キロポストですね。呉線の、まさにここが起点。
『ここから呉線が始まるよ』という証ですね。
この起点駅の勲章のようなものを目に焼き付けて、今日はここから始まっていきます」
呉線起点駅の証を見て10時5分…三原駅を出発しました。
これが0キロポストですね。呉線の、まさにここが起点。
『ここから呉線が始まるよ』という証ですね。
この起点駅の勲章のようなものを目に焼き付けて、今日はここから始まっていきます」
呉線起点駅の証を見て10時5分…三原駅を出発しました。
【野川キャスター】
「いいですね。この高架駅からスタートする単線っていう、なんて言うんですかね、ちょっとこう、アンバランスな感じが私、大好きでございまして。やっぱり高架駅というと大きな街のね、わーっと高いところにあるイメージで。三原もね、すごく街の中にありますから、そのイメージはあっているんですが。ここから単線の路線がスタートするのがいいですよね。まもなく山陽線と分かれていきます。
山陽線と山陽新幹線を右において、まもなくここからグーッとカーブして行きますよ。
さあ、ここで、しばしお別れですね、山陽本線と。また海田市で一緒になるという運命でございますが。さあ軌道がバラストに変わりました」
「いいですね。この高架駅からスタートする単線っていう、なんて言うんですかね、ちょっとこう、アンバランスな感じが私、大好きでございまして。やっぱり高架駅というと大きな街のね、わーっと高いところにあるイメージで。三原もね、すごく街の中にありますから、そのイメージはあっているんですが。ここから単線の路線がスタートするのがいいですよね。まもなく山陽線と分かれていきます。
山陽線と山陽新幹線を右において、まもなくここからグーッとカーブして行きますよ。
さあ、ここで、しばしお別れですね、山陽本線と。また海田市で一緒になるという運命でございますが。さあ軌道がバラストに変わりました」
三原駅を出ると呉線は、大きく海側に進路を取り、三原湾へと注ぎ込む沼田川をわたります。
須波駅のあたりから列車は海岸にそって入り江を走り、瀬戸内海の多島美が車窓を彩ります。
須波駅のあたりから列車は海岸にそって入り江を走り、瀬戸内海の多島美が車窓を彩ります。
【野川キャスター】
「忠海にね、もう少しで着くというところですけれども…この海が見えるんですよね、向こう、ここから、うわー、開けた、開けた。手前、手前。もう距離何メートルかみたいなところまでが海が近づいてますよ。このパノラマは素晴らしい。また海の色が澄んでいます。美しいなあ」
「忠海にね、もう少しで着くというところですけれども…この海が見えるんですよね、向こう、ここから、うわー、開けた、開けた。手前、手前。もう距離何メートルかみたいなところまでが海が近づいてますよ。このパノラマは素晴らしい。また海の色が澄んでいます。美しいなあ」
安芸幸崎駅から西へおよそ2.5キロ…列車が海岸線ぎりぎりを走る場所があります。
ここは呉線の中でも1、2を争う絶景ポイントです。
ここは呉線の中でも1、2を争う絶景ポイントです。
【野川キャスター】
「目線を変えると海の上を滑っているかのような、そんな景色にも見えますよね。この区間の醍醐味です。きょうは曇りなので少し見えづらいですけど、晴れている日だったら、遠くまで見渡せますし、海とのコントラストも素晴らしいですから。広島から三原の方に在来線で行こうとすると、かかる時間的には山陽本線の方が短いので、どうしても私もそちらに乗ってしまいがちなんですが、時にはゆっくり時間を取って、この景色を楽しみながら、呉線経由で行きたいですよね。それにしても近い、海が近い」
「目線を変えると海の上を滑っているかのような、そんな景色にも見えますよね。この区間の醍醐味です。きょうは曇りなので少し見えづらいですけど、晴れている日だったら、遠くまで見渡せますし、海とのコントラストも素晴らしいですから。広島から三原の方に在来線で行こうとすると、かかる時間的には山陽本線の方が短いので、どうしても私もそちらに乗ってしまいがちなんですが、時にはゆっくり時間を取って、この景色を楽しみながら、呉線経由で行きたいですよね。それにしても近い、海が近い」
三原駅を出て、のんびり車窓を眺めながら、列車に揺られること1時間20分。
安芸川尻駅で下車しました。
そこにあったのは日本一のトンネル!その姿は?次回をお楽しみに!
安芸川尻駅で下車しました。
そこにあったのは日本一のトンネル!その姿は?次回をお楽しみに!