芸備線再構築協議会の実証事業の概要決定・音声ドラマ配信やピオーネ列車も

9/21(日) 18:17

JR芸備線の一部区間の存廃を話し合う再構築協議会は観光客の呼び込みを図るために実施する実証事業の概要を発表しました。

実証事業は芸備線の増便やダイヤ変更、二次交通との連携強化、観光コンテンツの作成など6つの項目に分けて実施されます。
このうち、観光コンテンツとして備後庄原と備後落合の間では来月から、乗客がスマートフォンの専用アプリでオーディオドラマを聴くことができるほか、新見と備後落合の間では特産のピオーネが振る舞われる「ピオーネ列車」が運行されます。
ダイヤの増便や周遊バスの運行は7月から始まっていて、今月15日時点で備後落合と備後庄原の間で増便した列車の1日平均の利用客は30人で、若干増えているということです。
中国運輸局は経済波及効果などを検証し、今後の存廃の判断にいかすことにしています。