平和とカープ栄光の歴史を探る! 元カープ投手の娘・恋乃葉さんも大活躍 旧市民球場跡地【棚さんぽ】

8/22(金) 20:00

ひろしま棚さんぽです。
今回から新シリーズ。
「平和の軸線」と呼ばれる原爆ドームと原爆資料館を結ぶ直線の道のりを辿り『ずきゅん。』を探します。

【塚本恋乃葉さん・棚田徹さん】
「歴史にずきゅん、ひろしま棚さんぽ。今回は平和公園に来ています」
「やってまいりましたね」
「慰霊碑、原爆ドームとこの1本のラインで結ばれているんですけど、ここをなんと呼ばれているか知っていますか。平和の軸線と呼ばれているんです」
「平和の軸線!」
「はい、今回はその平和の軸線を辿っていき、その先にある新しい施設に『ずきゅん。』するということです」
「なんとなく分かった。そう言われたらその新しい施設も確かに…一直線上にある?」
「ということなんですかね?!行ってみましょう!確かめましょう!」

ということで、今回2人は原爆ドーム・慰霊碑・原爆資料館を結ぶ「平和の軸線」と呼ばれる南北を結ぶルートを辿り『ずきゅん。』を探します。


それではいってみましょう!

2人がまずやってきたのは被爆した当時のままの姿を残す原爆ドームです。

【塚本恋乃葉さん・棚田徹さん】
「今年で被爆80年ですが…」
「80年になるね。これをずっと伝えていくというのは難しいことなんだろうけど、やっぱりやっていかないといけないなというのは改めて思いますね」
「はい、やっぱり80年となると被爆者の方のお話を聞く機会も少なくなってくるので本当に私たちの世代が伝えていかないといけないなとは思います」

「平和の軸線」の北側の延長線上に位置し、ひろしまゲートパークに整備されたのは、「ピースプロムナード」と名付けられた遊歩道。

【塚本恋乃葉さん・NTT都市開発中国支店 石川有紗さん・棚田徹さん】
「こちらがちょうど軸線上なんですか?」
「はい、そうですねゲートパークを整備するときに新しく整備させていただいております」
「きれいですね」
「きれい、広くてね」

「そうですね、まっすぐ続いていて、こちらの方には桜のソメイヨシノが31本植えられております」
「両サイド?」
「春にはとてもきれいです」
「いいでしょうね。散歩したら気持ちいいでしょうね」

「この時々埋まっている石はどういう石ですか?」
「こちらは被爆敷石という石になっております。平和の記憶の継承という意味が込められております」
「工夫したわけですね」
「歴史的な道ということですね」

ピースプロムナードが整備されている「ひろしまゲートパーク」この場所には戦後、復興の象徴として広島の歴史を刻んできた「旧広島市民球場」がありました。

広島市民球場が完成したのは1957年。

数々のドラマが生まれ、多くのカープファンが熱狂しました。
1980年の日本シリーズではカープが市民球場で優勝を決め、広島は熱気に包まれました。

1995年には球団マスコットの「スライリー」が誕生し、

2005年には日本プロ野球史上初となるベースボールドッグ「ミッキー」くんが登場し、赤ヘルファンたちを沸かせました。

しかし、建物の老朽化などの理由で建て替えることとなり、2010年ついに53年の歴史に幕を閉じたのです。

そして、今回も2人にミッションです。
カープファン馴染みのこの場所でかつての広島市民球場の面影を4つ探して下さい!ミッションクリアでご褒美もありますよ!恋乃葉さん、ナイスなピッチング期待しています!

【塚本恋乃葉さん・棚田徹さん】
「ナイスなピッチング?ヒントですかね?」
「とにかく名残を4つ見つければいい。探しましょう」
「じゃあ行きましょう!」
「その前にこれってベンチだわ」
「これ、あれです。外野ライト側スタンドを再利用したベンチです」
「あーこうなってんだわ。これ昔こんなんだったんよ」
「えー外野。今では想像できません。イスの感じが違いますね」

「座ってみましょう」
「思い出しますか?」
「思い出しますね。この固い座り心地があまりよろしくない。初めてナイターを見たのは広島市民球場。初めて見た時の感動は忘れられんよ。暗くなって入ってきて階段を上がるとカクテルライトがぶわーっとものすごいきれいなわけよ。グリーンの芝生とあの瞬間は忘れられないですよ」

「恋乃葉さん、これは一つと数えましょう。正面見てください。間違いない。もっとすごいものがあります。これは勝鯉の森っていう名前がついてるんです」
「ほんとだ」

2人の目の前にあったのは「勝鯉の森」日本シリーズ優勝やリーグ優勝の年が刻まれた記念碑などが設置されていて、カープの歴史を語るには欠かせない場所です。

【塚本恋乃葉さん・棚田徹さん】
「日本一1979年・80年・84年」
「そろそろほしいですね」

順調に市民球場の面影を見つけ出した2人。
すると何かを発見したようです。

【塚本恋乃葉さん・棚田徹さん】
「ちょっと待ってください。グローブが置いてある?」
「これだわ!『メモリアル・オブ・ザ・ホームベース』かつての市民球場のホームベースはここにあったんよ」

さすが、棚田さん!旧市民球場のホームベースとマウンド上のプレートを再現して埋め込んでいるんです。

【塚本恋乃葉さん・棚田徹さん】
「ピッチャーズプレート」
「これがナイスピッチングっていうヒントの・・・」
「そういうことですよ。結構こうしてみたら距離あるよ」

「実際の18.44?メートル」
「詳しいね。さすが選手の息子、あ、娘!」
「大事なところ間違えましたね」
「今度なんかやるらしいじゃない」
「8月1日に投げさせてもらいます」
「投げてみる?グローブがあるってことは…ボールまでありますね」

恋乃葉さん、ナイスピッチングを期待していますよ!

【塚本恋乃葉さん・棚田徹さん】
「いきまーす」

まさかの大暴投…不安が残る投球に…

【塚本恋乃葉さん・棚田徹さん】
「もう一回お願いします」
「何を?」
「今の『私、運動能力はあると思ってるから、今のじゃちょっと私のプライドが許さないのよね』みたいな?」
「営業妨害」
「泣きの一回」

つぎこそは最高のピッチングをお願いしますよ!

<また大暴投!>

【塚本恋乃葉さん・棚田徹さん】
「えー!?ちょっと待って再放送ですか、今のリプレイでしたね」
「練習します」

ロケでは大暴投を繰り返していた恋乃葉さん。

本番ではどんなピッチングになったんでしょうか?
<8月1日 本番の始球式の様子@マツダスタジアム>

お見事!ナイスピッチング!練習の甲斐がありましたね。

さあ、3つ目も発見し、残すはあと1つですが…2人は見つけることができず…

実は、最後の1つはひろしまゲートパーク入口に設置されているこちらのロゴにあったんです。
ロゴに使われているのはカープカラーの“赤” 「市民とともに創り上げたかつての市民球場のように、市民と育てていく公園になりたい」という、願いが込められています。

【塚本恋乃葉さん・棚田徹さん】
「見るからにオシャレなお店いっぱいあります」
「行ってみましょう。シミントへ」

次回は…

「棚さんぽinハワイ!?」

今回のミッションクリアのご褒美や初めてのスケートボード体験など、ひろしまゲートパークで、ずきゅん。の連続です!