議論される広島・JR芸備線区間…1日の乗客数を示す昨年度の「輸送密度」前年度より減少に

8/17(日) 18:08

JR西日本が公表した、路線ごとに1日平均、何人の乗客を運んだかを示す昨年度の「輸送密度」について、広島県内では再構築協議会で議論が進む芸備線の利用者が前の年度より減少しました。

JR西日本によりますと、広島県内の路線では芸備線の東城と備後落合間の輸送密度が19人で最も少なくなっています。
また、備後落合と備後庄原間で76人、岡山県の備中神代と東城間は81人といずれもふた桁で、前の年度より減少しています。
国とJR、自治体による「再構築協議会」で、ローカル線のあり方について議論されていますが、依然として厳しい実態が示された形です。
芸備線をめぐっては再構築協議会が利用拡大の可能性を探ろうと、今年7月から約4カ月間、土日・祝日に臨時列車を走らせる実証事業を行っています。
この実証事業などを通して利便性の向上を図り地元経済への波及効果を検証することにしています。