「資金洗浄のために警察でお金を預かる」などとウソ 70代男性が暗号資産 約1億4500万円相当の被害

8/13(水) 19:10

広島市の70代の男性が暗号資産、およそ1億4500万円相当を騙し取られる詐欺事件が発生しました。

警察によりますと、今年6月12日、広島市南区に住む70代男性の自宅に、警察官や検察官を名乗る男から「あなたに詐欺容疑がかかっている」と電話がありました。

また、「資金洗浄のために警察でお金を預かる」などと説明を受けた男性はお金を警察に預けないと盗まれてしまうと考え、男らが言う通り、暗号資産アプリなどをダウンロードし、さらに、ビデオ通話で指示されるままアプリを通じて7月4日から24日まで20回にわたって送金し、あわせて、1億4468万4000円相当の暗号資産をだましとられました。

特殊詐欺の被害額としては県内で過去2番目に大きいということです。

被害男性は、男らとやりとりをする中で次第に不審感を募らせ、警察に確認したことで詐欺が発覚しました。

警察は、一般の人からお金を預かったり、アプリの操作を指示することはないとして注意を呼び掛けています。