「府中町強盗殺人事件」被害者・里見さんと10代男女3人の容疑者の動きと関係性は

6/23(月) 18:42

今年4月、府中町で男性が殺害された事件で、強盗殺人容疑で逮捕・送検された10代の男女3人について、女ともう一人は事件前から面識があり計画的に犯行に及んだとみられることがわかりました。
ここからは県警担当の竹内記者とお伝えします。
「リレー捜査」がカギとなって容疑者特定につながったこの事件。
里見さんと3人の容疑者の動きや関係性について整理します。

【竹内記者】
まず里見さんと18歳の女は、事件当日、4月12日に広島で会う約束をしました。
里見さんは午後、新幹線で広島駅に着き、その後、女と合流。
事件直前、2人で現場の公園へと歩いて向かいます。

その数分後、2人の後をつける男と少年の姿が防犯カメラに映っていたといいます。

そして、午後10時ごろ、3人の容疑者は共謀して里見さんを殺害し、現金などを奪ったとみられています。

Q:女は事件から数日後、「里見さんが襲われた」と警察に話しているんですよね?

【竹内記者】
女は当初、現場に居合わせたという形で警察に話していましたが、事件の後、市街地方面へ逃走する3人の姿が防犯カメラに映っていたということです。
それもあり警察は3人の関与を早い段階で特定していました。
しかし、犯行を映した防犯カメラや目撃情報がないことから、この3人を逮捕するに足る証拠固めの捜査が難航したということです。

結果として、おととい男と少年が出頭し、女の関与も強まり、逮捕に至りました。

Q:被害者と3人の関係は?

里見さんと女は、数年前からの顔見知りだったということです。

そして、捜査関係者への取材で、女と、ほかの2人の容疑者のうち1人は、面識があったとみられる事がわかっています。

警察は、3人が計画的に犯行に及んだ可能性があるとみて、事件の全容解明に向けた捜査を進めています。