【続報】広島・府中町殺人事件 10代男女3人を逮捕 2人警察署に出頭 被害者と女は以前から知り合いか

6/22(日) 15:00

今年4月、広島県府中町の森林公園で東京都の会社員の男性が何者かに殺害された事件で、広島県警は事件発生から71日目の22日、10代の男女3人を逮捕しました。県警は午後3時から記者会見を行っています。

【広島県警 若林栄児刑事部長】
「本日、被疑者3名を強盗殺人罪で逮捕いたしました」

強盗殺人の疑いで逮捕されたのは、愛媛県松山市の無職・女(18)、広島県安芸郡の会社員・少年(16)、広島県安芸郡の会社員・男(18)です。










警察によりますと、3人は共謀して、今年4月12日午後10時ごろ、府中町の水分峡(みくまりきょう)森林公園で、東京都練馬区の会社員・里見誠さん(当時52歳)に対し、何らかの硬いもので、頭や顔面を複数回殴り、殺害。その後、里見さんのスマートフォンや現金約5万円、財布などを奪った疑いがもたれています。

事件後、警察は80人態勢の捜査本部を設置し、防犯カメラの解析を進める「リレー捜査」で逃げた犯人の行方を追っていました。

21日夕方、少年と男が広島東警察署に出頭し、逮捕にいたりました。

また女は数年前から里見さんと知り合いで、事件から数日後、参考人として警察署に出向き、「里見さんと一緒にいた時に、男と少年が里見さんを襲った」などと申し入れていたということです。

警察は捜査に支障はあるとして、3人の認否を明らかにしてません。

逮捕された3人は、里見さんとSNSでやり取りを重ねていたとみられ、警察は事件の詳しいいきさつを調べています。

逮捕を受けて、里見さんの遺族は警察を通じてコメントを発表しました。

【遺族コメント】※全文
「犯人を捕まえていただき、本当にありがとうございました。報道機関の皆様に重ねて家族に対する取材の自粛をお願いいたします。また、会社関係者にもご迷惑をかけたくありませんので、取材はどうか差し控えていただきたく思います」



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