「最高の日本酒」が一堂に…全国の酒造関係者が集結「味くらべ」 全国新酒鑑評会 広島市で開催

5/28(水) 17:30

広島市で行われた大規模な「きき酒会」並んだ日本酒、その数なんと、およそ800点。会場には全国から酒造関係者たちが集まりました。

来場者の表情はというと…まさに、真剣そのもの!

それもそのはず、こちらでは日本酒の出来栄えを競う全国新酒鑑評会で金賞を受賞した酒やさまざまな地域の酒が試飲できるとあって、酒造りの技を学ぼうと参加者は熱心にメモを取っていました。

【酒造関係者(愛知県)】
「金賞の札がかかっているのが今年はどういう傾向で入っているのか見定めて、うちは入賞したけど、もう一歩先に進まなかったので、何が足りなかったか突き詰めて来年の酒造りに生かしていきたい」

【酒造関係者(佐賀県)】
「他の蔵元さんのお酒をきいてもっと勉強しないとという気持ちがさらに高まる。地方によって造り方、気候、お米も違う、そういうものを聞くのも面白い」

今月行われた新酒鑑評会には全国から809点の新酒が出品され、広島県内からは19点が入賞し、7点が金賞に選ばれています。

【酒類総合研究所品質 評価研究部門:磯谷敦子 部門長】
「味にボリュームがあるというよりは、すっきりとした味わいのものが多かった」「香りは華やかさが抑えられて穏やかだったという印象」

今年も味と香り、バランスの取れた美味しい酒ができたということです。