「県民の皆様に心からお詫び」 広島県の湯崎知事が陳謝 虚偽公文書問題で再発防止策検討へ

5/13(火) 17:25

県の災害復旧工事で国の補助金を申請するための公文書に虚偽の記載が行われていたことを受け、湯崎知事は謝罪した上で、原因や事実関係を調査して再発防止策を検討する考えを示しました。

【湯崎知事】
「県行政に対する不信感を作っていく重大な事案だと受け止めていて、県民の皆様に心からお詫び申し上げたい」

この問題は、2021年度に実施された呉市安浦町の中畑川災害復旧工事で、県西部建設事務所呉支所が、作業に使う予定だった土地の地権者と実際には協議していないにもかかわらず、架空のやり取りを記載した借地協議録などを作成していたものです。

県は、この文書を国土交通省に提出し、補助金を受け取っていました。
今後、第三者の弁護士を加えて詳しい経緯や原因を調べる方針で、湯崎知事は調査結果を受けて対策を検討する方針を示しました。