「地金600グラム」自宅に送付し信用させたか 80代女性が約2002万円の詐欺被害 広島市
5/13(火) 18:00
警察や検察をかたる男らからの、「逮捕される」「資金調査する必要がある」などといったウソの電話や、実際に「地金」が郵送されるなど手の込んだ手口で広島市中区の80代の女性が現金およそ2000万円をだまし取られる詐欺事件がありました。
警察によりますと、先月上旬、広島市中区に住む80代女性の自宅の固定電話に、通信事業者をかたる男から「あなた名義の携帯電話が犯罪に利用されている」と電話があり、その後、警視庁の警察官をかたる男からも、「このままでは逮捕する事になる」などと電話がありました。
さらに、検察官をかたる男から、女性の携帯電話にラインのビデオ通話で連絡があり「あなたの資金を調査する必要がある」といわれたうえ、金を購入するための現金を振り込むように指示されたということです。
警察によりますと、先月上旬、広島市中区に住む80代女性の自宅の固定電話に、通信事業者をかたる男から「あなた名義の携帯電話が犯罪に利用されている」と電話があり、その後、警視庁の警察官をかたる男からも、「このままでは逮捕する事になる」などと電話がありました。
さらに、検察官をかたる男から、女性の携帯電話にラインのビデオ通話で連絡があり「あなたの資金を調査する必要がある」といわれたうえ、金を購入するための現金を振り込むように指示されたということです。
女性が指定された口座に現金1000万円あまりを振り込んだところ、その数日後、女性の自宅に「地金」とみられる「もの」、600グラムが郵送されました。
その後、女性は、その「地金」についても調査が必要といわれ、指示された通り「地金」を自宅の敷地内に置いたところ、後日、何者かによって回収され、金融庁名義で「資金お預かり証」という書類が投函されていました。
女性は、その後も資金調査の名目で現金の振り込みを要求され、あわせて2002万円をだまし取られたということです。
警察は「警察や検察が金の購入や現金の振り込みを要求する事はない」と注意を呼びかけています。
その後、女性は、その「地金」についても調査が必要といわれ、指示された通り「地金」を自宅の敷地内に置いたところ、後日、何者かによって回収され、金融庁名義で「資金お預かり証」という書類が投函されていました。
女性は、その後も資金調査の名目で現金の振り込みを要求され、あわせて2002万円をだまし取られたということです。
警察は「警察や検察が金の購入や現金の振り込みを要求する事はない」と注意を呼びかけています。