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コロナ禍でキャンセル続く音楽ホール「表現の場を取り戻せ」新たな挑戦

07/30(木)  19:30 掲載

長引く新型コロナウイルスの影響で先の見えない日々が続いている音楽ホール。この夏、大きな一歩として挑む新たなコンサートの形に迫りました。

【瀬川泰代さん】
「今まで当たり前だった日常がそうではなくなって、今回新しい状況、感謝の思いでいっぱいです」
ピアニストが取り戻した表現の場…。静まり返ったホールには久しぶりの音色が響き渡りました。
広島市中区にある「WAKOゲバントホール」。30年の歴史をもつ音楽ホールではこれまで多くのアーティストが輝きを放ってきましたが、3月以降、コンサートのキャンセルが相次ぎ、頭を悩ませる時間が続いていました。しかし、およそ5か月たった今、新たな形でこの難局を乗り越えようとしています。
【加藤アナ】
「会場にはこのようにライブ配信用のカメラがあらゆるアングルからとれるように置かれています。そしてピアノの前では今、ピアノの音を拾うマイクも設置されていますね」
【WOKOゲバントホール・木本経宏支配人】
「アーティストとか演者に対して厳しい状況が続く中でオンラインでコンサートをして、そこから収益を得る、ビジネスプラン。それが今回の最大の目的なので、広島とか近隣のアーティストにも十分に活用してもらえないかなと」
同じ苦境に立ち向かうアーティストとともに新たな一歩を踏み出そうと初めて企画したオンラインコンサート。「ZAIKO」と呼ばれるサイトを通じて行われ、コンサート2日後まで何回でも視聴することができるようにします。
そしてその第1弾に出演するのが、広島出身で「左手のピアニスト」として世界で活躍する瀬川泰代さん。予定していた7つのコンサートが全て中止となり心に大きな穴が開いていましたが、これまで経験したことのない”未知のコンサート”でいかにベストを届けるか、自分を奮い立たせています。
【瀬川泰代さん】
「お客様が持っているスマホだったり機械の種類によっても音は変わってくると思う。なるべく自分に近い音に近づけてもらって、届けることができたらいいなと思っている」
ホールに響く生の音をいかに機械を通して届けるか…。出演者とスタッフが一つとなり、4台あるカメラの画角もこだわりました。
【WOKOゲバントホール・木本経宏支配人】
「逆に新たなホールの活用方法が見えてきたのかなというところで、地方の小さいホールですけど、十分インターネットという手段を活用したらまだまだいけるんじゃないかなと希望が今見えてきているかなというところです」
コロナに負けない…。ホールでは来年2月頃までに10公演を開催しようと計画しています。

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