そ~だったのかンパニー

提供:中国電力

過去紹介した企業のおさらい

今週の紹介カンパニー
紹介企業

株式会社 鶴見製作所 米子工場

【所在地】鳥取県米子市夜見町

株式会社 鶴見製作所 米子工場(鳥取県)

今回は、水を汲み上げるポンプで、国内シェアトップクラスを誇るカンパニー「鶴見製作所」の米子工場が登場!鳥取県にある米子工場では国内最大級サイズのポンプ製造を主に手掛け、災害防止やライフラインなど様々な分野で私たちの生活を支えている。そんなカンパニーが手掛けることになった大仕事が「東京オリンピック・カヌー競技場のポンプ製造」。それまでにない特殊なポンプの製造に挑んだ社員たちの奮闘に迫ります。

そーだったのかポイント1

放送内容写真

オリンピック競技使用のポンプを開発

豪雨時の水を河川や海へと放流する大型ポンプ製造のエキスパートである「鶴見製作所 米子工場」。そんなカンパニーが手掛けることになったのは、東京オリンピックの競技会場。カヌー・スラローム競技が行われる日本初の人工コースで強い水流を生み出すポンプの開発でした。競技の公平性を保つために求められたのは「水流を一定に保つこと」。カンパニーはまず、設置するポンプを1つから3つに増やすことで、安定した水流を計画。次に性能の検証のため、ポンプから出る水流をデジタルで可視化。すると、これまでの排水用ポンプでは排水時の水流が不安定だったことが分かり、1350個にも及ぶポンプの部品を見直すことに。その結果、水を汲み上げる役割のプロペラの角度を1度変更することで、ポンプから出る水の方向性や圧力を安定させることができたのです。

そーだったのかポイント2

放送内容写真

カヌーコースに激流を生み出したポンプが完成

ポンプに欠かせないプロペラをつくるには金属を流し込むための砂型を使うのですが、その精度は低く、完成品には数ミリの誤差が生じることもありました。これを解決するため、最新技術3Dプリンターを使った国内初の砂型造形機を活用。0.1ミリの砂を何層にも積み重ねていくことで、かつてないほど精密な砂型を製造しました。ここに金属を流し込むことで、設計図と寸分の狂いもない、完璧なプロペラを生み出したのです。開発を始めてから1年後、ついに日本初の人工水流を生み出すポンプが完成。その3カ月後の2019年3月、東京オリンピックのカヌー・スラローム競技会場にポンプを設置。そして2021年7月、東京オリンピックで行われたカヌー・スラローム競技では見事な激流を発生させ、大成功を収めたのです。

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