そ~だったのかンパニー

提供:中国電力

過去紹介した企業のおさらい

今週の紹介カンパニー
紹介企業

合同会社 シマネシネマ

【所在地】島根県益田市あけぼの東町

合同会社 シマネシネマ(島根県)

“もう一度この町に映画を!”夫婦が灯した希望のスクリーン

島根県益田市で、かつて若者の憩いの場だった映画館「小野沢シネマ」が復活!過疎化の影響で閉館していたこの映画館に、東京から移住した映画好きの夫と地元出身の妻が挑んだのは、“もう一度この町に映画を”という夢の実現でした。地域の記憶を呼び覚まし、人の心を動かすために、ふたりが見出した「町に寄り添う映画館」とは?今回は、小さな町に再び灯をともしたカンパニーのそ~だったのか!に迫ります。

そーだったのかポイント1

放送内容写真

町唯一の映画館を復活!その裏にあった物語

1981年に開館した益田市唯一の映画館「小野沢シマネ」。しかし、2008年、人口減少の影響を受け、閉館してしまいます。町から映画館が消えて数年後、東京在住の夫婦が動き始めます。夫の和田浩章さんが支配人を務めていた東京の映画館に訪れた益田市出身の女性から「閉館した祖父の映画館を何とかして残したい」と相談を受けたのです。妻の更沙さんが益田市出身で、子供の頃、映画を見ていた場所だったこともあり、和田夫妻がその映画館を訪れると、客席やスクリーンが当時のまま残っていたのです。映画館を復活させるため、益田市へ移住しますが、約2千万円の設備投資が必要でした。資金調達のため始めたクラウドファンディングでは約650万円が集まり、地元企業の協賛や銀行の融資で、映写室を新設し、デジタル映写機も導入。SNSでも告知し、復活の準備を整えたのです。

そーだったのかポイント2

放送内容写真

アナログ作戦で知名度アップ!

2022年、和田夫妻はおススメの4作品を用意して「シマネシネマオノザワ」として復活の日を迎えました。しかし、実際に足を運んだのはわずか20人。「何が足りなかったのか」と悩んでいた時、同じビルでカラオケ店を営む男性が、映画のタイトルと正の字を書いたメモ用紙を手渡してくれたのです。お客さんが見たい映画を届けることの大切さに気づいただけではなく、この町では「アナログこそ、リアルな声」と気づいた和田夫妻。SNSではなく、町中のあらゆる施設にチラシを手渡しで配ることで、少しずつ「シマネシネマオノザワ」の知名度を上げたのです。さらに、時間帯ごとに、高齢者向け・親子向けなどの映画を上映する「時間帯別セレクト」を始めると、週に1500人超えの来場者を記録するまでになったのです。

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