花火玉は3年前の2倍 物価高騰でも伝統守る!花火大会支えたのは「晴れ風ACTION」 広島・江田島

10/29(木) 17:25

物価高騰や人手不足などの影響で、各地で開催中止を余儀なくされる中、花火を継続させようという取り組みを取材しました。

江田島湾の夜空に咲く大輪の花…
毎年、江田島市にある海上自衛隊第1術科学校で開かれている「江田島湾海上花火大会」です。

江田島の花火大会は、1999年に地元企業の有志が中心となって始まりました。
2010年に資金難で開催断念に追い込まれたこともありましたが、地元住民たちの強い思いで復活。その後、長年愛されてきました。

【江田島市商工観光課 大前公希さん】
Q:江田島の人たちにとってどんな存在?
「地元の誇りとして、伝統として、残していきたい、残ってきているもの」

しかし、大会で使用する花火玉の値段は年々上昇し、現在は3年前と比べて2倍ほどに…物価高騰の大きな影響を受けています。

そんな中“島の伝統を何としても守りたい”と、江田島市が応募したのが、「晴れ風ACTION」。この取り組みは、大手ビールメーカー・キリンビールが「晴れ風」の売上の一部を全国の自治体に寄付し、日本の風物詩や伝統芸能の継承を支援するものです。

県内でも去年は三次市でサクラの保全活動に活用されたほか、ことし4月には北広島町の伝統芸能「ひろしま神楽」の公演を支援。
江田島市の花火大会もその取り組みの一環です。

【江田島市商工観光課 大前公希さん】
「花火玉の購入費用と、打ち上げ費用に使わせていただいています。非常にありがたい存在で、小さな花火大会なので、地元に根付いた花火大会を継続しようと思うと、寄付は非常に大きな存在になっています」

例年、各地から約6000人が訪れる花火大会。
31日に開催され、1200発の花火が秋の夜空を彩ります。

【江田島市商工観光課 大前公希さん】
「今まで通り、伝統・歴史をつないでいく花火大会にするのはもちろんなんですが、来ていただいたみなさんが笑顔になる、そんな花火大会にしたいと思っています」