一体誰が? 芦田川に高さ1メートルの謎のコンクリート工作物 再び現場で調査【それ、野川が調べます】

10/19(月) 19:28

【野川諭生キャスター】
調査員の野川です!

私は今回、何者かが川に作ったコンクリート製の工作物を追って、福山市の現場を調査してきました。

【野川諭生キャスター】
「さあ、やってきたのは福山市」

★ミッション★
何者かがスロープ設置?川で起きた“違法”を追え!

県東部・備後地方を流れる「芦田川」。
まずはいま問題となっている福山市内の現場を案内してもらいました。

【福山河川国道事務所 花田文範 課長・野川キャスター】
花田「ここからは車は入れない」

入り口には強い言葉で書かれた警告看板が…

野川「いま現在、車は入れないようになっているが舗装はされているんですね」
花田「そうですね、河川の管理用の通路になる」

【野川キャスター】
野川「ここですね、この部分だけ草が倒されて獣道ではないですが、人が通れるようになっています。この先に問題の場所があるということなんですが、本当にあるんでしょうかね…」

【福山河川国道事務所 花田文範 課長・野川キャスター】
野川「ああ…これはちょっとひどいですね」
花田「そうですね。こういった形で自然にできたものではない、ということは見ていただけたらわかるとは思います」

元々あった石垣に引っ付くような形でつくられた、スロープ状の違法工作物。

花田「こういったコンクリートで人工的につくる行為があったということには驚きがある」
野川「かなり高さはある。後ろの元々あった石積みにべったりとくっつけるようにしてこの工作物があります。叩くとコンクリートだなという印象を受けるわけですが、こうしてみると結構ヒビが入っているところがありますね。この部分はある程度がはがれている感じがあります。ここに恐らくこの壁からはがれたのかな、という一片がありますね」

さらに、この場所だけではありませんでした。

【野川キャスター】
「あ!これもですか?側面をみるとかなりスパッと切れているので、何か型枠をつけて側面はしっかりと作ったのかな、という感じもします。こちらの工作物は元々の段差との部分がはがれかけているといいますか、そういった危険性もあるのかなという印象を受けます」

河川の管理施設には何者かが無断で設置したとみられる3つの工作物。
発見されたのは去年7月。当時は、周辺の草が生い茂っておらず、その2か月ほど前に関係者が訪れた際には設置されていなかった可能性が高いといいます。

そのため、利用者がいないかの監視や設置した人に名乗り出るよう求める看板を設置してきましたが、いまだ現れず…
先月、警察に届け出るとともに、HPなどを通じて広く情報提供をよびかけています。

「地域にとって安全を脅かすような行為でもありますし、われわれが懸念しているのはコンクリートの裏がどうなっているかということが確認できていないので、安全だと断言できない」

洪水時に堤防などへの影響も懸念される事態…。
一体誰が何のためにつくったのか…。

【近所に住む人】
Q何か作っていると近所で聞いたことは
「別になかった」
Q誰が何の目的で作ったかわからないものが近所にあるのはどう?
「まあ大雨でも降ったら…何年か前も増水して寸前くらいになっているから…」

【近所に住む人】
Qこういったものなんですけど…
「へえ~…なるほど…。素人はよう作るまあ…。スケボー(のために作った)の感じがする。ここら辺の人が近くだけど、河原に行くというのは滅多にない」
Q死角的なところ?
「ブラインドのところ」

技を磨くためにあのスロープを作ったのか…?
しかし現場から車で約10分、同じく芦田川沿いには…。

【野川キャスター】
「あちら見てください。スケートパークがあるんですね。本当に様々なバリエーションの構造物が設けられていますね。このスロープも大きさや角度も様々で、仮に無断につくられた工作物がスケートボードのためだと仮定すると、同じ芦田川沿いにこれだけ充実している施設があるということで、ここで練習をするのがいいんじゃないかなと思いますね」

【太田川河川事務所占用調整課 竹山真一 課長】
「河川管理施設にあれだけの規模のものを(無断で)設置しているというのは、こちらの管内ではあるという認識はない」

規模の大小はあるものの、日々のパトロール時に注意をしたり、現在も継続的な是正指導を30件程度しているといいます。

「色んな形態があり、河川敷に車を止めていたりとか、資機材を置いていたりとか、遊び道具を置いていたりとか、小屋を作った結果(川に)はみ出たものとか、庭のように国民の皆さんの財産を使われるというのは非常に良くないということでプランターであっても是正指導をさせていただいている」

そもそも河川は散歩やサイクリングなど原則として誰もが自由に利用することができますが一方で、特定の人が排他・独占的に河川敷地を継続して使うことなどは「河川法」で制限されています。

Q我々のような一般市民が、普段生活をしていて、そこのラインを超えて、排他独占使用に抵触しかねない行動や行為は何がある?

【太田川河川事務所占用調整課 竹山真一 課長】
「例えばバーベキューのテント張るじゃないですか。これは短時間ならいいんです。すぐにのけられるので。でもそれをあすもやるから置きっぱなしにしておこうとか、同じ場所を継続的に独占してしまうってなってくると、それは良くないと、小規模なものであっても良くないということになりますね」

Q法を犯しているという認識がなくてパッとやったことが、実は法に触れていたとか、そういった事例もかなりあるんじゃないか?

【太田川河川事務所占用調整課 竹山真一 課長】
「そうですね。そこは我々ももっと周知をしていかないといけないなと思うんですけども、やはり河川法ってあまり馴染みが皆さんはないんじゃないのかなというところもあり、『これがいけないか』『モノを置いているだけじゃないか』と。こちらがお願いしている時にお叱りを受ける場合もあるが、丁寧にこういう条文に抵触するのでやめてください、という言い方で協力を求めていく」

また、太田川沿いには…。

【野川キャスター】
「こんな看板が立っているんです」

川と身近な水の都・広島。
利用者のモラルが問われています。

■スタジオ

Q作った人は名乗り出ることが今もないということですが、古くなった廃屋は、行政代執行で、行政が責任を持って壊すなんてケースもあるが、そういったケースがあるんでしょうか。

【野川キャスター】
今まさに加藤さんが口にした代執行ですけども、簡易代執行という形が取られる可能性があるんですが、当然そこに使われるお金は税金。本来は他の河川に持っていくことができた予算をここに注ぎ込まなきゃいけないということにもなり、そういった面でも大きな問題。

このコーナーでは毎回、調査結果の出来を皆さんに3段階で判定いただきます。
「納得」「もっと知りたい」「まだまだ」のいずれかの札で示してください!

「これにて野川、調査完了です!」
みなさん、判定をお願いします!

★スタジオのみなさんの判定は…
・加藤雅也キャスター:「納得」
・岡野唯キャスター:「もっと知りたい」
・野球解説者 山内泰幸さん:「まだまだ」