子どもたちに感動を 一人の思いが地域を動かす 宇品の夜空に500機の光 ドローンショー開催 広島

10/12(月) 19:02

10日、11日の2日間、広島市の夜空をドローンが彩りました。

その光の舞台裏には地元を元気にしたいと奮闘した、一人の男性の熱い思いがありました。

「おぉ~」

子どもたちが夢中で見上げる先には、色とりどりのドローンが描く光のアート。
幻想的な光景が夜空いっぱいに広がります。

「イルカが輪をくぐるやつだ」
その様子を見守っていたのは内海祐一郎さん。

今回のドローンショーを支えた運営メンバーの一人です。
イベントの成功に向けて準備を重ねてきました。

広島市南区の地域活性化を目指す団体「ウジナマニア」の代表を務める内海さん。
この日行っていたのは自治体との打合せ。

【ドローンショーを運営 内海祐一郎さん】
「僕自身もドローンショーを1回しか見たことないけど、本当に感動した。地方で(ドローンショーを)楽しめる機会は少ないと僕は思う。広島でも見られるという環境を作りたい」

今回、舞台となる「広島みなと公園」でドローンショーを開くのは初めての試み。
そのため、安全対策や警備体制の確保など課題は多く、自治体とも連携しながら進めていきます。

【内海祐一郎さん】
「残りの期間、しっかり地域の人も巻き込みながらやっていきたい」

【広島市みなと振興課 森下幸二 課長補佐】
「港湾施設を利用して、初めて開催する取り組みになるので、ぜひ皆さん見に来ていただければと思っております」

ドローンショー前日。
会場では内海さんを中心に、イベント関係者や内海さんの思いに賛同した地域の住民も加わり、本番に向けた作業が大詰めを迎えていました。

【内海祐一郎さん】
「これはいまバッテリーを挿入してカバーをはめているところで…まだケーブルはさすなと言われているのでこのままですけど…本当にたくさんの人にあすは見に来てほしい」

内海さんと地元住民、地域が一体となってショーを作り上げていきます。

迎えた本番当日。

【内海祐一郎さん】
Q:開始まで1時間切ったが、今はどんな気持ち?
「自分たちが並べたものなので、飛ばなかったらどうしようとか、そっちのドキドキ。
でもすごいお客さんがぞくぞくと集まってくれて、めちゃくちゃ嬉しいなと思って」

会場には大勢の人が詰めかけショーの開幕を楽しみに待っていました。

ーードローンが動き始める

500機のドローンが一度に飛びたちます。

【内海祐一郎さん】
「わ~すご!花火みたいな」

宇品を盛り上げたい。
思いを乗せたドローンが夜空を彩り多くの人を笑顔に包みます。

ショーは無事終了。
内海さんは手応えを感じたようです。

【内海祐一郎さん】
「みんながなんか歓声をあげてくれたり、子どもの『すごい』という声が聞こえて来たので、目的としていた子どもたちに新しいものを見てほしいとか、広島にいてもこんな最先端のものが体験できるんだよ、というのを少しでも感じてもらえたんじゃないかなと思う。
それはすごくよかった。
新しいことを広島でも宇品でももっとやろうよって思ってもらえる環境になれば、何か今回の場合、ものすごく成功って言えるのかなと思う」

内海さんの”宇品”での挑戦はこれからも続きます。