【てつたま】鉄道友の会『KYOTRAM』特別撮影会に潜入!広島デザイン会社手がけ『ブルーリボン賞』

9/23(水) 18:50

【野川諭生アナウンサー】
「てつたま」です。
前回は、千年の都・京都で行われた、鉄道界で最も名誉ある賞、ブルーリボン賞受賞式を取材しています。今回は、受賞記念の特別撮影会に潜入しますよ!

ーーブルーリボン賞、受賞記念のくす玉開扉です ♪♪♪~

2026年の鉄道友の会、ブルーリボン賞を受賞した車両が、京都の京福電気鉄道、通称・嵐電の24年ぶりの新型車両、モボ1形『KYOTRAM』でした。
その車両を手がけたのが、広島のGKデザイン総研広島の鈴木スバルさんです。

【GKデザイン総研広島 シニアディレクター 鈴木スバルさん】
「実際ブルーリボン賞を取ったというのが、改めて式典をして感じた。
一緒にやってきたメンバーも受賞したので、仲間と達成感を感じています」

KYOTRAMを運行する京福電鉄は、嵐山本線と北野線、2つの路線で京都市中心部と嵐山などの観光地を結び、沿線には歴史ある寺や神社が点在しています。
市民の足としてだけではなく、観光客の利用も非常に多い路線です。

KYOTRAMのどのような点がブルーリボン賞として評価されたのでしょうか。

【鉄道友の会 佐伯洋 会長】
「これはもう、本当に宝物になるんじゃないですか。
外国の人がこれを見て、『いいな』と思うんじゃないかな。
世界に誇れる車両だと僕は思います。
小さいけれど力がある。アピール力。それはやっぱり色、デザイン。
嵐電というのは、京都の街の中に行くと、都市交通としての機能と、それから観光鉄道。
北野線に行くと普段使いの鉄道と。この3つのバランスもいいんですよね。
そういう中で、KYOTRAMが象徴的に走る。
KYOTRAMをもっと増やすということなので、京都の顔になっていくと思います」

ブルーリボン賞受賞式の取材を終えた私を特別な体験が待っていました。

【野川アナ】
「これから特別に、関係者用のこちらの列車に乗らせていただけるということで。
私、KYOTRAM初乗車でございます。

【野川アナ】
「ここにGKデザイン総研広島、そして、ピカピカのブルーリボン賞のエンブレムがついています」
(嵐電・嵐山駅を出発)
「静かにスーッと加速していく。曲がりくねった線路をいく感じが、嵐電の味ですね。
今までの嵐電の車両は、グーっと思いっきり頑張っているぞという、そんな声を出す車両たちでしたけれども、スーッと行きます。
ちょっとこのタイプの車両が嵐電を走っているのは新鮮な…なおかつ不思議な感じがします」

KYOTRAMに揺られて到着したのは、嵐山本線の西院(さい)駅に隣接する、京福電鉄の車両基地、『西院(さいいん)車庫』です。
3台のKYOTRAMを並べ、ブルーリボン賞を選定する鉄道友の会の会員のためのKYOTRAM特別撮影会が行われたのです。
二度とないであろうシャッターチャンスに、会員の皆さんの熱気は・・・いわずもがなです。

【鉄道友の会 会員】
Q:どんなところに魅力を感じられますか?
「一目で『乗ってみたい』という感じ。訴求力が非常に強いと思うし、
中も非常によくできている。色んなところに配慮している車だと思う」

【鉄道友の会 会員】
「全体的にきれいにまとまっている。
連結器の周りも、邪魔なものがうまく隠されていたり、
前照灯の周りも、帯が非常に柔らかい。
全体の形が昔の車両をイメージした丸い形で、それを引き立てるようなデザインの構成をしているのが、非常に印象的ですね」

車庫の中では、KYOTRAMの大先輩にあたる貴重な車両とも出会うことができました。

【野川アナ】
「私の後ろに見えるのが、モボ101といって、作られてからおそらく100年近く経っているであろう大ベテランの車両です。
パンタグラフの形が面白いですね。
ああいった歴史のある車両たちを置き換えるために登場したのが、今回テーマになっているモボ1形のKYOTRAMになるわけです」

【野川アナ】
「横から改めて見ると、フォルムはやはり美しいなと。
ドアの窓ガラスの面積。やっぱり大きいですよね。
これは鈴木スバルさんの先輩にあたる、アストラムラインを手掛けた唐沢さんもおっしゃっていました。
窓ガラスをできるだけ大きく取って、小さい子どもが外を見られるといいんだよな、という。
そんなGKイズムが継承されている部分なのかな、と思ったりもします」

京福電鉄とGKデザイン総研広島を中心に中小連合で作り上げた車両が成し遂げた快挙、今年のブルーリボン賞。

KYOTRAMは嵐電の新しい顔として、きょうも千年の都を走っています。