夏の需要期に向け県産和牛の審査会 味の“見える化”で質の良さをアピール 需要拡大へ 広島

7/21(火) 18:44

県産和牛の品質を競う審査会が開かれ、生産コストの上昇など、和牛業界が厳しい状況に置かれる中、味を“見える化”した新たな審査項目が加わりました。

ズラリと並んだのは、比婆牛や元就などといった県のブランド和牛。
審査会には21頭が出品され、審査の後は、お盆商戦に向けた卸売業者の競りも行われました。

【竹内研二 記者】
審査は肉の重量、そして白い脂の部分「サシ」の入り具合、そして今回新たな審査項目ができました。
こちら、「MUFA」というものです。

「MUFA」とは、口どけの良さや風味など、おいしさの目安になる指標で、新たに審査項目に加えられました。
背景には、和牛業界を取り巻く厳しい状況があります。

【庄原市の畜産農家】
これだけ暑いと人間もそうだが、(牛にも)結構ストレスがかかるのではないか。

【三原市の畜産農家】
換気扇で涼しい風を送ったりしている。

年々厳しさを増す夏の暑さの中で、牛の体調を維持するための設備投資のほか、飼料の価格高騰など、生産コストは上昇しています。

その一方で…

【競りに参加 鳥取県の食肉卸売会社】
この景気のご時世、財布のひもをかなり皆さん締められているので

物価高の影響で、高級品である和牛の消費は冷え込んでいるといいます。
そんな中、「MUFA」による味の“見える化”は、いまのニーズに応えるための参考になると卸売業者は話します。

【競りに参加 鳥取県の食肉卸売会社】
霜降りを敬遠されるお客さんが増えてきているので、できるだけ肉質や脂質を見るには(MUFAは)ちょうどいいかなと思います。

県は「MUFA」の数値を示すことで、県産和牛の質の良さを目に見える形でアピールし、需要の拡大につなげたいとしています。