スマホなしで目的地を探せ!持ち込んだレコードをかけてくれるお店を目指し奔走!不便から得る利益とは!?

6/29(月) 17:53

「ひろしま満点ママ!!」から気になる情報をお届けするコーナー。
29日のテーマは「不便益」。
いまや毎日の生活に欠かせないスマートフォンを使わず聞き込みだけで目的地を探し出すことに挑戦しました。

今回、やって来たのは、広島市中区の本通商店街。
今回の目的地を発表する前にスタッフが久保田さんにこんな質問を…。

【久保田夏菜リポーター・番組スタッフ】
「子供が音楽かけてって突然言ってきたら、どうやって聴かせます?」
「スマホ取り出して、その聴きたい曲をYouTubeで探して。で、それをもうそのまま聴かせます」

今の時代、多くの人がスマートフォンで手軽に音楽を聴いていると思いますが今や懐かしい、昭和の時代はレコードやカセットテープをプレーヤーで聴いていました。
そこで、今回のお題は、レコードで音楽を聴くこと。
それも、今の季節にぴったりのこの曲です。

「国生さゆりさんの『夏を待てない』?」
「聞いたことは?」
「えっいや、ちょっと…」

このレコードは1986年、昭和61年に発売されたもの。
さて、問題は、このレコードを一体どこで聞くのか、なのですが…。

【久保田リポーター・スタッフ】
「自分が持っていったレコードをかけてくれるお店があるんですよ」
「おお」
「広島市中区」
「はい」
「『楽園』というお店なんです」

このヒントを元に、聞き込みをしながらお店までたどり着けるでしょうか?簡単に情報が集まるかと思いきや…

【久保田リポーター・街のお店の方々】
「いろいろ売られてますね。ちりめんの時期ですか」
「6月10日がね、解禁日なんですよ」

国生さゆりさんのことを、知っているというおふたりにお店の場所を聞いてみましたが…

「『楽園』というお店があるらしいです」
「『楽園』?」
「どの辺りに?本通りに?」
「中区」
「中区。Googleで調べてみたら…」

残念ながら、『楽園』というお店については知らないとのこと。その後も、聞き込みを続けましたが有力な情報は得られず、ただ時間だけが過ぎていきます。

【久保田リポーター】
「今、30分ぐらい歩きましたけど、得た情報ゼロ」

お店がみつからないのでレコードが聞けません。
一体、どんな歌なのか、折角なので、久保田さんが想像する「夏を待てない」を聞いてみましょう。

「夏を待て、夏を待て♪違うわ。夏を待てないから。ちょっとテンポ早そうですよね。ノリノリじゃないですか。 夏を前に。ワクワクですもん。これから夏がやってくる。夏を待てないなっ♪違うな。夏を待てない~♪ 夏を待てない~♪ 真っ赤な太陽が焦らせるのよ~じりじりと~♪」

大変失礼いたしました。
このままでは前に進まないのでもう少しエリアを狭めて聞き込みすることに。

【久保田リポーター・街のお店の方々】
「中区江波までやってきました。花屋さん?花屋さん聞いてみましょうか」
「『楽園』っていうお店ご存知ないですか?」
「『楽園』。ちょっとわからないです」

大方の場所がわかったので探しているお店もすぐに判明するはずだったのですがなかなか思うようにいきません。
次のお店では…

【久保田リポーター・街のお店の方々】
「何年されてるんですか?」
「今年 13年目ですね」
「13年!」

長年続いているお好み焼き店なら地域の情報が集まってきそうですが…

「レコードが聞けるという『楽園』というお店を探してるんです」
「ああ、そこそこそこ。あの南道路を渡って、角っこの、あの灰色のグレーのサイディングの壁の店。いつもね、家から前を通ってくるんですけど、ここまで」
「そうですか!いや、よかった。もうね、20人ぐらいの方に聞いて、初めて情報が!はい、ありがとうございます!」

捜索を始めておよそ1時間半、思った以上に時間がかかりましたが、スマートフォンを使わず聞き込みを続けたことでいろいろな人とお話をすることができました。
不便だからこそ得られた利益まさに「不便益」ですね。
さぁ、そしてコチラが、レコードが聞けるというお店、「楽園」です。
早速お邪魔します。

【久保田リポーター】
「こんにちは。すいません。あのTSSの満点ママ!!という番組なんですけれども。うわぁ、いいですか?入らせてもらって。なんと素敵な」

オーナーの浅尾さんがこの場所でお店を始めたのは、10年以上前のことです。

【久保田リポーター・楽園 浅尾辰巳さん】
「私、あの学生時代にですね、よくジャズ喫茶とか音楽喫茶に遊びに行ってたんですよ。それでいずれやりたいなと思って」
「もうご主人の好きがここに集まってるってことですよね」
「そうですね」
「いや、レコードの数!」
「いや、大したことないと思うよ。昔の音楽喫茶はもうすごかったからね。私はもう自分の好きなのと、人に譲ってもらったのがここあるだけで」
「こうやって皆さんはステージ、スピーカーありますけど、そこに向かってこう…」
「そうそう。そういうお店もうないです」
「ないですよね」

浅尾さん自身は、ジャズやクラシックが好みですが、お店に持ちこめばどんなジャンルのレコードでも流してもらえるそうです。

【久保田リポーター・浅尾さん】
「だからとにかく聞きたいのがあれば持ってきてください。ソフト」
「まさにね、持ってきたんです。これ、国生さゆりさんの『夏を待てない』」

ついに、「夏を待てない」のレコードを聴く瞬間がやってきました。
果たして、久保田さんが想像した通りの歌なのでしょうか?

【久保田リポーター・浅尾さん】
「…流れてる。流れてる!これを聴くのに2時間半ぐらいかかりました。ここに来るまでに。なるほど。素敵な曲だ」
「やっぱり、レコードを鳴らすところがいい。それでレコード聴くいうたら、そばについていないといけない。大体レコードは片面20分ぐらいでしょ。いちいちこう、やらなきゃいけない」
「お世話しなきゃいけない」
「そうそう、お世話しなきゃ」
「それが楽しい」

手間がかかってもレコードでしか味わえない音色や楽しさがあります。
これも「不便益」と言えそうです。