【わたしの里山】廃線跡地に出店し、地域の賑わいを守り続けてきた方に出会いました!広島・安芸太田町津浪

6/12(金) 17:42

【辰已麗アナウンサー】
「わたしの里山(すみか)」です。
このコーナーは、私が県内のさまざまな中山間地にお邪魔して、その地域の暮らしを学んでいくコーナーです。
今回は安芸太田町津浪編の第1回です。
かなり強い雨が降ったり止んだりと、アポなしのロケ日和とはいきませんでしたが…。
今回は廃線してしまった元は駅だった場所で、変わらない地域の賑わいを守り続けてきた方に出会いました。

【辰已アナ】
「今回はですね、安芸太田町の津浪というところにやってきました。
さっきまで雨がふっていたんでね、この辺、霧が奥のほうとかも立ち込めているので、この後雨が降らないことを祈るばかりなんですけど。
あら!アユ!アユののぼりがたっていますよ!じゃあ奥の建物がお店ってことなのかな。
お店っぽいですよ!
『ぷらっとホームつなみ』って書いてあるけど、ちょっと覗いてみましょうか!
ああ!休みです!
めっちゃ写真がありますよ。ええ!すごい!みんな楽しそう!
ちょっと待ってください。見てください、これ!この女性たちの後ろ、これ駅の看板ですよね?津浪…。駅だったんですか?ここ、この看板があるってことですよね。ありました!津浪!津浪駅があった場所なのか!
開いていたらきっと地元の方とか出会えてたかもしれないのに…。
チラシ?何の?事業継承者の公募?『ぷらっとホームを引き継ぎませんか』え!?ちょっと待ってください。5月末で閉店ですって…。
『突然ではございますが『ぷらっとホーム津浪』は2026年5月末をもちまして閉店させていただくことになりました』
きょう5月21日なんですよ。あと9日間…。どんな方が運営されてたんですかね…。ちょっとお会いしたので、せっかくならお問い合わせ先にかけてみます」

■電話をかけてみる…

「電話)はい。末田です」
「辰已アナ)もしもし。突然のお電話すみません。『ぷらっとホームつなみ』が閉店されるというチラシを見まして」
「電話)はい」
「運営されていた方にお会いしたいなと思ってご連絡したんですけど」
「電話)あの、そうですね。10分以内に行きます」
「10分以内に!?ほんとですか?ありがとうございます!」

■運営者の末田さんが来て下さることに…

【ぷらっとホームつなみ代表 末田健治さん・辰已アナ】
「末田さんですか?こんにちは!辰已です!テレビ新広島なんですが」
「ようテレビで」
「ほんとですか?」
「拝見しております」
「ありがとうございます。どういう場所なのか、ちょっとだけ紹介していただいてもいいですか」

【ぷらっとホームつなみ代表 末田健治さん・辰已アナ】
「そもそもでいえば、ここがちょうど線路の可部線よね」
「あ!ここが!そうなんですか」
「このままディーゼルカーに乗れば三段峡まで行きよったし、こっちにでれば広島まででよった。20年前、平成16年の10月末にここが廃線になったわけです。廃線になるときに、みんなで乗って残そう可部線というので頑張りよったんですよ。だからそういうエネルギーがたまっとったんですよ」

【ぷらっとホームつなみ代表 末田健治さん・辰已アナ】
「津浪を盛り上げたいというたまっとったのがこういう形にね。平成23年の春にこの建物をオープンしたんですよ。立ち寄って情報を求めたり、ちょっとおなかをいっぱいにしてまた出かけるみたいな中継基地みたいな」

【ぷらっとホームつなみ代表 末田健治さん・辰已アナ】
「写真を見てもかなり人気というか愛されている」
「あれね」
「それはここに宅重いうのがおるんです。これ副店長」
「副店長!」
「副店長は80代よ。私はもちろん70代の後半になりました。それでいったん店の方は営業をやめようと。今現在でいうたら事業の承継者…、あっこにはっとるじゃん」
「事業継承!」
「承継を図るために公募しとる。今、手を挙げていただいとる方があって」
「いらっしゃるんですか」
「いったん区切りはつきますけど、残っていってほしいですね。どうなってほしいですか」
「津浪地域だけじゃない。安芸太田町の人口もどんどん減っていきます。そうすると地域は本当に寂れていくので、寂れるばっかりじゃなくて、みなさんが元気が全くでないということになるので、ちょっとでも元気につながるような場所として、この施設は活用していかなればいけない。そうならないように少しでも頑張ろうというのが原動力です」

【ぷらっとホームつなみ代表 末田健治さん・辰已アナ】
「末田さんが営業されるのはあと10日もないってことですよね?」
「はい」
「どうなんですか、気持ちは?ホッとするんですか?」
「いや、全然そういう余裕はないです。なぜかといいますとこの建物は、津浪振興会の建物なんです。ということは大家としてこの建物をずっと管理をしないといけないですから、気は休まるときはありません。実はどこか写真がある。アユ食べよるよね。それを求めて、かなり遠方から」
「この辺りはアユが有名なんですね」
「太田川なんで、そういう中で育ったアユはおいしいんですよね。ここにずらっと並べるんですよ。炭火で1時間かけて焼いたら芯から焼けるんですよね。そしたらね、骨まで食べれる。炭火で1時間かけてやります」
「炭火を作る職人さんがいるんですか?」
「津浪もね、前は焼いとったんですよ。窯も残っとるんじゃがね」
「え、お知合いですか?」
「そりゃみな地域のもんじゃけんね。みなわかる。多分この天気なんで家におると思います」

■炭焼き所幾人さんに会いに来ました…

【田谷久さん・辰已アナ】
「すごい雨!あ!降りてきてくださった。こんにちは!すみません。急にきて。さきほど末田さんにお会いして、そしたら炭火を昔、津浪で作ってたんだってお聞きして」
「去年と今年、やらんかっただけで毎年やりよる」
「そうなんですか」
「炭窯で作るんよ」
「今も現役で」
「うん使いよる」

■現役の炭窯がある場所へ…

【田谷久さん・辰已アナ】
「あの小屋、斜めの小屋?」
「あれが窯です。あれが炭窯。これを中へ入れるんですよ。これが炭になる用の木」
「うわ~すごい!」
「これがね、去年の春は焼いたんか」
「窯だ!入っていいもんなんですか?」
「中へ?そりゃ入ってええですよ。入ってもええが、そりゃ用心して入ってくださいよ」
「そうですね」
「中入って作業せんにゃいけん」
「板壊しちゃいそう」
「ええんですよ」
「ええんですか」
「後直す」
「ふっ!」
「お!すごーい!」