「聴導犬」広島県内で初めて誕生 玄関チャイムや目覚まし時計…日常生活で必要な音を教える役割

3/25(水) 18:00

耳が不自由な人に日常生活に欠かせない音を伝える「聴導犬」が広島県内で初めて誕生し、25日、お披露目式が行われました。

車の中からゆっくりと姿を現した一頭の犬。
その背中には聴導犬の文字が見えます。
周囲のざわめきにも動じることなくまっすぐ前を見つめるのは、2歳になる聴導犬、名前は「グレース」です。

【鶴村美恵子さん】
「やっとこの日を迎えることができた。訓練頑張りました」

「グレース」は勝負服に着替え、大切な会見に臨みます。

【広島ハーネスの会・牟田口辰己 会長】
「あなたに聴導犬グレースを貸与いたします。聴導犬グレースとともに有意義な毎日をお過ごしください」

広島県で初めて誕生した聴導犬は、玄関のチャイムや目覚まし時計など、日常生活に欠かせない音をユーザーに伝える役割を担っています。しかし、その普及数は盲導犬に比べ少なく、全国で活動する盲導犬が768頭いるのに対し、聴導犬は52頭にとどまっています。

これまで広島県内には一頭もいませんでした。

県内初のユーザーとなった鶴村さんは、聴導犬への理解が広がることを願っています。※2025年10月現在

【鶴村美恵子さん】
「(聴導犬を)知らない人もたくさんいると思うので、音を教える聴導犬がいてくれるだけで、どんなに安心して暮らせるか知ってもらいたい」