今後どうなる?広島城「閉城」 最終日も朝から大行列 「木造復元」も検討 収蔵品は「三の丸歴史館」へ

3/23(月) 19:42

「ツイセキ」です。

【鈴木記者】
「午前6時半過ぎです。最終日の並び列ですが、このように、朝から並んでらっしゃいますね」

サクラが咲き始めた広島城…

22日も朝早くから入場券を求める人たちの行列ができていました。

先頭で待機していたのは朝4時から並んだという愛知からの男性…。
小学生の時に初めて訪れたといい、花束を手にメッセージにはこう、したためました…

「長年のご尽力お疲れ様でした。たくさんの思い出をありがとうございます」

中には早起きを頑張った子どもたちも…!

【広島市民】
Q:何時に起きた?
「午前4時半くらい。きょうが初めて」
「広島に去年、異動で戻ってきて、広島城は近くで見ていたんですけど、近くに住んでいてもなかなか来れていなかった。最後、子どもたちに広島城を見てもらいたいという思いで来ました」

【鈴木記者】
「午前8時半前です。最終日、長い行列ができたということで、少し早めの整理券配布となります。この日を楽しみにしていた方々が、続々と前へと進んでいきます」

週末の3連休は混雑緩和のため、来城者数が先着4000人に制限されました。

【竹内記者】
「中は多くの人がつめかけて見学しているんですが、一度に城の中に入れる人数を制限していて、ひとりひとりゆっくり資料を見学できているようです」

そして最上層から見渡す街の景色も今回が見納めです。

【呉市から】
「天守から見たら広島の街が昔と比べてずいぶん都会になったなという感じがしました」

広島城の天守は1931年に旧国宝に指定されましたが、原爆により倒壊。その後、鉄筋コンクリートで再建されたのが今の姿です。

”復興のシンボル”として変わりゆく広島の街を長年、見守ってきましたが、”老朽化”や”耐震性”が課題になっていました。

午後7時の閉城後に行われたセレモニーでは、演奏にあわせて天守がライトアップされ集まった人たちが別れを惜しんでいました。

【広島市民】
「一区切りという感じですね。さみしいですが…」
Q:今後どうなってほしい?
「市民がいちばん求めるかたちになってくれればいいなと思います」
Q:どんなかたちを求める?
「私は外観が見られればいいかなと思います」

【広島市民】
「復元して昔の広島城になってほしい」

【広島市から】
「木造で復元してほしいですね。早く計画が具体化して早く進むようにしてほしいですね」

【広島城・大村昭彦館長】
「今後も皆様それぞれの世代を超えて語り継ぐ物語として、皆様の記憶に残り続けることを願っています」

閉城後は”木造での復元”も検討されていますが、費用はおよそ195億円、完成は最短でも2049年度の見込みで、議論が続いています。

■広島城の今後は

これまで多くの人に親しまれてきた広島城ですが、これまでの来城者数は1300万人を達成。

閉城前の駆け込みで今月の休日には1日3000人を超え、多くの人が別れを惜しみました。

天守に収蔵されている鎧や刀などの収蔵品は、来年春に開館予定の「広島城三の丸歴史館」に移される予定です。