【広島あの日の今日】新交通システム橋げた落下事故(1991年)重さ60トンの橋げたが落下、23人死傷

3/13(金) 17:52

テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。
今から35年前の1991年3月14日、広島市で建設中の新交通システム、現在のアストラムラインの工事現場で重さ60トンの橋げたが県道に落下し、あわせて23人が死傷しました。

【笠間雅一アナウンサー】
「事故からおよそ1時間が経った現場です。大きく長い新交通システムの橋桁が落ちました。その下に今も何台もの車が下敷きになっています。人もまだたくさん残されているようです。今のところ9人の方が病院へ運ばれました。車の屋根は大きく曲がり、ガラスは粉々です。事故のショックで焼けたのでしょうか。焦げ跡の残っている車も見えます」

赤信号で停車していた乗用車など11台が押しつぶされ、あわせて15人が死亡、8人が重軽傷を負った橋げた落下事故。

なぜ事故が起きたのか。
国の特別調査団はジャッキを支えるH型鋼を交互ではなく同じ方向に組むなど、現場で人為的なミスが重なったと指摘。

人手不足の中、現場に経験のない作業員を配置したずさんな安全管理体制が事故を引き起こしたとして、業務上過失死傷罪などに問われた元請け会社の社員3人の有罪が確定しています。

この事故を教訓として全国で、危険が予想される現場では、通行止めなどの交通規制が行われるようになりました。