瀬戸内海の島 江田島にかつて鉄道があった! その痕跡を探る…ついに機関車を発見か【てつたま】

1/14(水) 20:00

鉄道の魅力を熱くお伝えする野川キャスターの「てつたま」です。

【野川キャスター】
「今回、私も初めて!という鉄路を取材してきました。
それでは…」

■目隠しのまま、江田島の秘密の場所へ

【野川キャスター・ディレクター】
「私は今ですね、呉港にやってきています。取材を担当するディレクターからですね。『今回テーマは江田島です』と。『江田島の鉄路に迫ります』と聞いてまして、全然ピンと来てないんですよね。この海の先の江田島に、鉄路?」

「ちょっとこれを付けてもらって…目隠し」
「目隠し?」
「ちょっと秘密の場所にあります」

ということで…江田島のどこに向かうか分からぬまま車へ乗り込み、いざ江田島へ。
車は江田島のどこかの港?でしょうか、桟橋で停車しました。

■鉄道のこん跡 レールを発見!

【野川アナ・ディレクター】
<車のドアを開けて>
「お!」
「野川さん、着きました」
「着きましたか!何ですか、ここ?あら、海が近い。海が近い…うん?ちょっとなんですか、これ?明らかにこれ。何か埋めた跡ですね。ここ、ポコっと盛り上がってるんですよね。明らかにこれは、何かが敷いてあった跡なんじゃないかなと思うんですが、どうでしょうか。あ!見てください、これ。隠しきれていませんね。これ、絶対レールですよね。これはレールでしょう?見た感じで言いますと、もう使わなくなった所にアスファルトをかけて、埋めてたんですかね。あっちを見ても、結構敷いてありましたね。ところで、ここどこなんですか?」

鉄道のこん跡を発見することはできましたが、この場所がどこなのか、わからないまま…手掛かりを求めて、引き続き港を探索します。

■何か重たいものを運んでいた

【野川キャスター】
「右よし、左よし。ということで…あれ?これはクレーンですよね。これは、レールはありますけど、これは大きなクレーンがガーッと移動するためのレールなんでしょう。そして、その横、こっちから見ても、やっぱりこれは絶対に鉄道のレールの軌道の跡ですよね。どう見ても、あそこで2本の線路が1本に合流してますもんね。
これはやっぱり、クレーンを見ても何か重たいものをここで降ろして、今はクレーン、昔はここを使って何か運んでたんですかね?あ!向こう側に見えるのは、あれ広島の市街地ですね。綺麗に渡せますね」

■過去、機関車で運んでいたのは弾薬

【野川キャスター・海上自衛隊 呉弾薬整備補給所 川原裕 海曹長】
「あ!あちらに直立不動で立っている方がいます。こんにちは」
「こんにちは!」
「敬礼だ。着ているものが、迷彩柄といっていいんでしょうか?そして右胸のところ、しっかりと海上自衛隊と。ということは、ここは海上自衛隊の敷地ということで?」
「海上自衛隊呉弾薬整備補給所です」
「弾薬を整備したり、補給したりする場所という、その額面通りの受け方でいいでしょうか?」
「はい!」
「そうですか」

私がいるこの場所は広島市の南側、江田島の切串港からほど近い、海上自衛隊呉弾薬整備補給所でした。
弾薬を扱うこの基地を取材するには、セキュリティーが厳しいまさに秘密の場所だったというわけです。

【野川キャスター・海上自衛隊 呉弾薬整備補給所 川原 裕 海曹長】
「こちらはどういった施設になるんでしょうか」
「艦船などに弾薬を補給、また保管するための施設になります」
「私が今たどってきたところは、これはレールが敷いてあった所と見ていいんでしょうか?」
「はい。過去、機関車で弾薬を輸送していた跡になります」
「機関車で弾薬を輸送していた?」

■戦前 旧海軍時代から敷地内に機関車が走っていた

呉弾薬整備補給所では、かつて船からおろした魚雷、機雷といった弾薬類を倉庫まで運ぶ専用の鉄道が敷かれていました。
施設の老朽化で2010年に鉄道は廃止され、現在はその役目をフォークリフトなどが担っています。
川原さんは基地内を鉄道が行き交っていた当時を知るベテランの自衛官です。

【野川キャスター・海上自衛隊 呉弾薬整備補給所 川原 裕 海曹長】
「そもそものその歴史としては結構長いことあったんでしょうか?」
「戦前から。旧海軍時代からあったと聞いています」
「戦前からですか?なんかとても不思議な感じがします。自衛隊の敷地内に機関車が走っていたというのは」
「海上自衛隊ではここだけだと、私は聞いております」
「全国でもここだけ?」
「だと聞いております」
「へー、そうですか、そうですか」
「このレールがわかりやすく残っているのは、この辺りまでなのかなという感じがしているんですが、この先どのように進んでいたのかっていうのを案内してもらうことはできますか?」
「わかりました。ご案内いたします」
「ありがとうございます」

そして、次回は基地の中に点在する廃線の跡をたどって…

【野川キャスター】
「おっ!おっ!おっ!」

保存されていた機関車と対面します!