遺髪をもとにDNA型鑑定 原爆犠牲者の身元が判明 「とにかく喜びました」 広島市が初めて実施

12/15(月) 12:01

いまだに身元がわかっていない原爆犠牲者をめぐり、広島市が初めて実施した遺髪のDNA型鑑定で身元が判明した遺族が会見で喜びを語りました。

今回、身元が判明したのは、梶山修治さんのおばにあたる「梶山初枝」さんです。

梶山さんは、今年5月、原爆供養塔納骨名簿に名前が記載されていた「鍛治山ミチ子」さんが、被爆後から行方がわからなくなっている「梶山初枝」さんの可能性があると広島市に問い合わせていました。

広島市は、この度、初めてDNA型鑑定を実施し、骨壺に残された遺髪をもとにDNA型鑑定を進めていました。

その結果、梶山修治さんと血縁関係にあるとして、「梶山初枝」さんの身元が判明したということです。

【遺族 梶山 修治 さん】
「とにかく喜びました。驚きと喜びと『初枝』として認められた」