あの日のヒロシマを絵画で伝える 被爆証言を高校生の絵筆に託す… 展示会に30作品

8/13(水) 19:20

被爆者の証言をもとに高校生が制作した「原爆の絵」の展示会が、広島市の国際会議場で開かれています。

「原爆の絵」は、広島市立基町高校の生徒が被爆者の記憶や思いを絵画で残そうと2007年から毎年、制作しているもので、今回の展示会には今年完成したものを含むおよそ30点が展示されています。

「3歳の私が生まれて初めて見たこの世の地獄」は、3歳の少女が原爆で大やけどを負った被爆者を見た時に感じた「恐怖」が表現されています。

また、こちらの作品は、水を求める被爆者たちが描かれています。

【訪れた人は】
「リアルで、本物の風景を見ている感じだった」
「原爆投下から80年で、体験された方があと10年経ったらどんどんお亡くなりになられてしまうことを考えたら、二度と戦争を起こさないためにもっともっとたくさんの人がここに足を運んでくれたらと思います」

この展示会は、今月20日まで開かれています。