【広島あの日のきょう】インベーダーゲーム過熱(1979年)爆発的ブームの陰で事件相次ぐ

7/10(木) 18:48

「あの日のきょうにずきゅん」テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。

今から46年前の1979年宇宙からの侵略者を撃退するインベーダーゲームが若い人達の間で爆発的な人気を呼ぶ一方、ゲームをするお金欲しさに各地で万引きや窃盗事件が相次ぎました。

インベーダーゲームは、奇妙な電子音の中で宇宙から攻めてくる侵略者を撃墜し獲得ポイントを競い合うもので、これまでのテレビゲームと違う面白さが受け、爆発的なブームを呼んでいました。

広島には東京・大阪に次いで1979年4月頃から流行し、ゲームセンターをはじめ、喫茶店やデパートなど県内では当時1456店舗におよそ3800台があると言われていました。

ところが、このインベーダーゲームに夢中になった中学生や高校生がゲーム代欲しさに非行に走る事案が各地で相次ぎ6月までに少年15人が、万引きや窃盗で補導されました。
坂町ではスナックに置いてあったインベーダーのゲーム機械がこじ開けられ、現金およそ3万円が盗まれるという事件も起きました。