さらに…。

【片平記者】
「パッセンジャーボーディングブリッジと呼ばれる橋がいま機体に近づいていきます」

実はこの便の到着から出発までに関わるスタッフはすべて女性。

広島空港では初めて、女性の活躍を推進する全国でも珍しい取り組みをはじめました。

【中国ターミナルサービス 品質企画部 六箱恒治 部長】
「いろいろな働き方・多様性を進めていきたいので、ぜひこれを機会に働く仲間を増やして、多くの目線で飛行機の安全航行につなげればと思っている」

制限区域内の駐機場で様々な地上支援作業を行うグランドハンドリング。
広島空港で全日空機の支援をするスタッフは５１人いますが、そのうち女性は「９人」と今なお『男性中心』の業務という先入観がぬぐえていません。

【仲島ゆきのさん】
「（ヘルメット被り）よし…！」

グランドハンドリング歴２年２か月の仲島ゆきのさん。

＜仲島さん事前確認＞
「よし！！」

【中国ターミナルサービス　グランドハンドリング課　仲島ゆきのさん】
「チームプレーがすきでチーム一丸で定時出発・安全運航を支えるのがやりがい。日々変化する状況の中でこれからも同じように思ってくれる方が入社してきてくれたらうれしい」

こうした仲島さんたちの活躍や思いを積極的に広く社会に発信することで航空業界を目指す特に若い世代への理解を深め将来に向けて持続可能な空港にしたい考えです。

【中国ターミナルサービス 品質企画部 六箱恒治 部長】
「重い荷物を取り扱うことということで男性のイメージが強いかなと思っている。いまはいろいろな機材があるので、男性女性関係なく重いものを持つことは一部あるが機械を使っての業務となるので本当にそこは関係なく業務ができる」

今後も月に１便、同様の取り組みを続けていくということです。

＜スタジオ＞
このグランドハンドリングまだまだ男性が中心というところで、様々な機材でサポートしてくれて助かるという話です。

【コメンテーター：広島大学大学院・匹田篤准教授】
「機材をぱぱっと手早く操作するのはかっこいいですね。やっぱり女性の働き方が変化していく、働く場所が増えていくというのは、女性が働きやすい環境整備というのも関係があると思うので、そういうところ、やはりいろんな企業がどんどん力を入れていくと思います」