尾道市の平谷祐宏市長が個人で使用しているインスタグラムが乗っ取り被害に遭いました。詐欺などの被害は確認されていません。

尾道市の平谷市長によりますと、先月１０日、自身で管理するインスタグラムに、仮想通貨の購入を勧める投稿があるのを知人が見つけ、「乗っ取りではないか」と指摘を受けました。

平谷市長がインスタグラムを開こうとしたところ、ログインができない状態で、第三者による投稿が続いていました。

また、「尾道市長として市民に情報を発信するアンバサダーに立候補した」といった内容もあったということです。

インスタグラムは、市長が４～５年前にアカウントを立ち上げ、個人で管理していました。

警察に相談したところ、設定していたパスワードが単純だったこともあり、アカウントが何者かに乗っ取られた可能性が高いことが分かりました。

平谷市長は「こんなことが実際に起こるのだと驚いた。個人のＳＮＳ使用だが、市長という職名もついてくるので、そういう意味ではリスク管理をしっかりして、迷惑かけないように気をつけていきたい」と話しています。

ＳＮＳが乗っ取られると、詐欺や個人情報の取得などの恐れがありますが、現時点で、市長周辺での被害は聞いていないということです。