湯崎知事が陳謝「県行政に不信与える重大な事案」 広島県で虚偽公文書23件判明 組織内で常態化か

6/17(火) 11:43

県の虚偽公文書作成問題を巡り、これまでに23件の虚偽公文書が見つかり、組織内で常態化していた疑いがもたれていることについて17日、湯崎知事が陳謝しました。

【湯崎英彦知事】
「県行政に対する不信を与えてしまう重大な事案と考えていて、県民の皆様にお詫びを申し上げたい」

県は今月6日、2018年度以降に実施した、呉市・東広島市・廿日市市の災害復旧工事で、新たに18件の虚偽の公文書作成が判明し、これまでにわかっていた工事5件を含め、23件に上ると発表していました。

ファイル名に「嘘」と書かれた協議録の作成には複数の職員が関わっていて、組織内で常態化していた疑いもあることから、県は山根副知事をリーダーとする調査チームを設置。全ての建設事務所の2018年度以降の災害復旧工事の協議録などを調べるとともに、第三者を入れて虚偽の文書が作成された原因を究明する方針です。