新しい広島競輪場「アーバンサイクルパークス広島」内覧会 誰もが楽しめる!新ランドマーク誕生の予感

6/3(火) 17:25

【辰巳キャスター】
「おーすごい!もうだいぶ全容が見えてきました。ここでレースが行われると思うと何か臨場感もありそうですね」

老朽化した広島競輪場を再整備し、来年3月にオープンする「アーバンサイクルパークス広島」。3日、地上4階建てのスタンド棟の内覧会が行われました。

大きな屋根の下にある「Ujinaスカイデッキ」は競輪のレースが行われるバンクを一望できる開放的な空間です。

3階はカウンター席などを備えたラグジュアリーデッキや個室タイプのラグジュアリーボックスが並び、フリードリンク付きの上質な空間でレース観戦を楽しむことができます。

またキッズスペースも設置されるなどファミリー層も快適に観戦できる環境となっています。

さらに全国初となるのが…

【辰巳キャスター】
「レース会場、いわゆるバンクという所を囲むように回廊が作られていまして、今日は入れないんですけど、完成したら、ここをぐるっと一周歩くことができるんですね」

さらに1階には大型ビジョンやイベントステージに加えフードコートも完備。
広島の人なら誰もが知っている老舗うどんチェーン「ちから」も出店し、食事だけの利用もできます。

【広島市経済観光局競輪事務局・松本亜紀 事務局長】
「宇品地区の新たなランドマークとして考えていただければと思います。賑わい拠点の1つとしてもぜひ、観光とかレジャーとかで来ていただければと思っております」

誰もが楽しめる賑わいの空間に

【辰已キャスター】
今回完成したのはレースを観戦するスタンド棟第一印象としては、スタイリッシュなデザインで映画館のような感じです。これまで抱いていた競輪場のイメージとは全く違っていて驚きました。

全体像で見ると、完成したのは競輪場として中心部となる部分ですが、今回の再整備でポイントとなるのはその周りです。
子どもの遊び場やBMX・スケートボードなどのアーバンサイクルスポーツを楽しめる場所ができる。

つまり、バンクを囲むように作られた空中歩廊では、内側を見ればレース、外側を見ればスポーツを楽しむ地域の人の姿が見られるということに。公営ギャンブルだけではない場所になりそうです。

【コメンテーター:広島大学大学院・匹田篤准教授】
「競輪のイメージから、さらにサイクルスポーツ全体に広がって、客層も幅広くなることもあるし、似島などが見えたり海が近いこともあるので、宇品地区に路面電車を使って人が移動していく、人の流れが変わりそうな、そんな期待がある」

競輪競技の再開は今年11月以降。周りも含めた「アーバンサイクルパークス広島」は来年3月オープン予定ということで、誰もが楽しめる賑わいの空間になることが期待されています。