国連軍縮研究所所長 次世代を担う若者に向けて講演 平和の思い世界へ発信を

5/24(土) 18:00

世界における核軍縮の現状などをテーマに
次世代を担う若者に向けた講演会が開かれました。

広島市の国際会議場で開かれた講演会には、
高校生・大学生のほかに研究者など約110人が参加しました。

この講演会は、核兵器のない世界に向けた共同研究や人材育成を進める
「ヒロシマ平和研究教育機構」が、次の世代を担う若者に向けて企画したものです。

はじめに、川野徳幸共同機構長が、若い人が多く集まったことに
「今後も広島が広島であり続けることが期待できる」と挨拶しました。

続いて、国連軍縮研究所のロビン・ガイス所長が講演を行い、
世界が核軍縮に逆行していることやAIの技術が進化したことで
軍事力はパワーに加えスピードの競争になることへの危機感を示しました。

そのうえで、もっとも必要とされるのは対話や外交努力であり、
広島が被爆の実相を世界へ発信し続けることが重要であると訴えました。