「ドローンサッカー」 5月の世界大会出場決定 広島から世界への第一歩 

3/21(木) 21:00

みなさんは、ドローンサッカーをご存じでしょうか?ドローンが入ったドローンボールを使ったスポーツです。私、中西、これで、世界へ挑みます。

ドローンサッカー。
球状のプラスチックフレームに覆われた専用のドローンボールを使い、5対5で対戦。
ドーナツ型のゴールにドローンボールを通過させ得点を競うEスポーツの要素とリアルが融合したまったく新しい最新戦略型チームスポーツです。
実は、私、中西、このドローンサッカーにおよそ1年前から取り組んでいます。

【中西アナ】
「いい、いい、いい!わかったわかった」

2016年に生まれたこのスポーツ。
子供から高齢者まで対等にできる魅力もあって私のような初心者も楽しめ、年々競技人口は、増加中です。
TSSは、ドローンサッカー広島支部を担っていて県内、様々な場所で、体験会を開催し普及活動をしてきました。
今年、5月に、韓国で23カ国が集う世界大会が行われるのですがなんと、広島支部は今年だけ、成績に関係なく支部枠で出場できることになったのです。
私のような初心者も世界大会出場のチャンスがある、今始めると可能性が広がるスポーツなんです。

【ドローンサッカー広島支部チーム・横川慶治監督】
「ぜひみなさんのお力を借りして世界への壁、こちらに挑戦したいと思います」

この日、広島支部に、世界大会を目指すメンバーに応募した選手たちが集まりました。
中学生・社会人と様々な面々です。
ドローンサッカーは、全体をネットで囲った専用ケージを使用。
5人のプレーヤーでフィールドの外からドローンボールをコントロールします。
制限時間内に相手チームのゴールを多くくぐり抜けた方が勝利。
1セット3分を3セットで対戦します。
5人一組のチームは、ストライカーが1人、フィールドプレーヤー4人で得点はストライカーのみ許されます。
ストライカーがゴールを狙う一方で、フィールドプレーヤーは、ゴール前でディフェンスを築くなど守備も重要なテクニックです。
激しいアタックや味方のサポートなど迫力満点。
チーム戦術も大切なスポーツです。
ボールの大きさは2種類あり、それぞれのクラスで戦います。

【自己紹介】
「自分の殻を破って、力一杯がんばって実力や人間関係を深めていきたい」

このメンバーから、3週間後広島県代表5人が選出されます。
こちらは、企業で申し込んだ社会人メンバー。
仕事でドローンを使っています。
解体工事現場の進捗状況の撮影や鉄塔の点検作業など様々な場面でドローンを扱ってきました。

【ソルコム・脇祥悟さん】
「今まで、こういった仕事で培ったことが生かせるのではないかと思っている。頑張って結果を残せれたらと思っています」

一方、こちらは、呉青山中高等学校ドローン部の有志です。
ドローンにはよく触れていますが、ドローンサッカーは初心者が多いといいます。

「代表に入る自信がある人?」

6人中4人の手が上がる中、部長の手があがりません。

【呉青山高校ドローン部・三登柚貴部長】
「今のところはまだ分からないので、もうちょっと練習して自信満々に100%な感じで言えるようにできたらいい」

【呉青山中高等学校ドローン部・三貝勇斗くん】
「ドローンサッカー頑張るぞ、おーっ」

この日から、平日はほぼ毎日、中学生も、社会人も練習に励んでいました。

【中西アナ】
「みなさん上手ですね。かなりレベルが高いと思います。どんどんどんどん広島のドローンサッカーが盛り上がっていく。いい兆しだと思います。すごく刺激を受けました」

「こんにちは、こんにちは」

皆さんどんどん力をつけていきます。
特に中学生の適応力の高さに驚かされます。
スケジュールの都合でなかなか一緒に練習ができませんが、私、先にはじめている分、負けられません。自主練習を積み重ねました。

【横川監督】
「1技量・テクニック、2練習への姿勢、3チームワークスピリット、4ファイティングスピリット、これらの観点で皆さんを見せていただきました。
それでは選手を発表いたします。
1人目呉青山中学校三貝勇斗さん、2人目ソルコムの脇祥悟さん、そしてテレビ新広島から2人。私もなんとか選ばれました。

「最後5人目。呉青山中学校の三登柚貴さん」

【呉青山高校ドローン部・三登柚貴部長】
「ドローン部の部長としてやっているので選ばれることができてよかったです。チームのみんなと協力して一位をとれるように頑張りたい。よろしくお願いします」

広島県代表5人が決まりました。
さっそく練習です。

【中西アナ】
「話し合いましょう、作戦をたてましょう」

目指すは、世界の舞台での勝利。
まずは、今週末、国内公式大会で力を試します。

<スタジオ>
ドローンサッカーは一人で操作するから個人的なイメージでしたが、話し合ってやるチームプレーの部分もあります。先日決まったメンバーで広島県代表として。週末明後日から大分県別府市で行われる国内大会、そして来る5月には韓国インチョンで行われる国際大会に出場します。まだ歴史も浅く、競技人口も少ないので、誰でも日本を背負って大会に出られるチャンスがある夢のあるスポーツです。

【コメンテーター:元カープ安部友裕さん】
「リアルでできるような感じ。非常に楽しそうですね。ドローンひとつで汎用性のある高い遊びができる。楽しみな競技だなと思いました」

ぜひ、みなさんも、ドローンサッカーにチャレンジしてほしいです。
また、週末の大会は、ライクの中でお伝えします。
よい結果が報告できるよう頑張ってきます。