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TSSアーカイブプロジェクト第7弾『ヒロシマ祈りの場の1年~2021年8月-2022年7月~』(2022年8月6日放送)

人類史上初の被爆地・広島の放送局として、開局以来、核兵器廃絶と平和の実現を目指して番組を発信してきたテレビ新広島(TSS)が、2023年1月30日(月)から、「Hiroshima Peace Program TSSアーカイブプロジェクト」の第7弾作品として、TSS報道特別番組『ヒロシマ祈りの場の1年~2021年8月-2022年7月~』(2022年8月6日放送)を世界に向けて配信する。

TSSアーカイブプロジェクトとは、“被爆地・広島”を知ってもらうため、原爆をテーマにした報道特別番組に英語字幕を付けて世界配信を行う平和推進プロジェクトで、争いのない平和な世界の実現を目指すとともに、戦争によって街が破壊され、愛する人たちを失った紛争地域の方々にも、戦禍を乗り越え、緑に包まれた広島の姿を観ていただくことで未来への希望を見出してもらいたいという願いを込めている。 これからもTSSは、広島の放送局として、被爆地の情報を発信していく。

【番組内容】

世界で初めて原子爆弾が投下されたヒロシマ。街の中心にある平和公園は、原爆ドームや原爆資料館、原爆死没者慰霊碑などがあり、被爆の実相を伝えている。この祈りの場には、日々どんな人がやって来るのか。番組では平和公園の1年を追った。

渡部和子さん(78歳)は、毎日夜明けとともに公園内にある原爆供養塔にやってくる。渡部さんは、供養塔周辺の落ち葉を丁寧にかき集め、献花台を清掃していた。ここには約7万柱の引き取り手のない遺骨が納められている。20年以上ボランティアを続ける渡部さんは、「7万と言われても、お一人お一人のそれまでにかけがえのない人生があったんだし、希望があった。輝かしい人生を原爆で断ち切られたんですから。」と語る。当時14歳だった義理の姉は、原爆で行方不明になったまま戻ってこなかったという。

祈りの場には今日も様々な人が訪れる。元旦、原爆死没者慰霊碑で“千人献花"を行う人々。毎月6日、60年にわたって原爆供養塔での読経を続ける僧侶。毎日、原爆死没者追悼平和祈念館で被爆体験記を読む男性。取材を続ける中で、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まった。そのとき、どんな人がいたのか。平和公園で出会った人たちを通して、“ヒロシマの思い"が映し出される。

ここには さまざまな祈りの姿がある

【ディレクター:前田 典郎(まえだ のりお)】

“祈りの場”としての平和公園を見たときに、どんな人たちがやってくるのかを知りたいと思い、平和公園に通い始めました。1年間の取材を経て、知らないことがなんと多いことかと、驚きと感心、そして広島市民として自分を恥じることとなりました。

平和公園には毎日さまざまな祈りの姿があります。しかし、訪れる市民はごくわずかで、その多くは観光客です。若い人だけでなく、普段からこの場所を訪れる広島の人は少ないのではないでしょうか。

この番組は、強いメッセージを主張するものでも、押し付けるものでもありません。今日、祈りの場でおこなわれていることを淡々と映し出していきます。いろいろな人が登場しますが、そのうちの誰かの思いや姿のどこかが、見てくださった方の心に少しでも留まれば幸いです。

《プロフィール》

2006年(株)TSSプロダクション入社。2007年『因島造船物語~撓鉄と生きる人々』日本民間放送連盟テレビ教養番組部門優秀賞、科学放送高柳記念奨励賞。2012年『あそんでぼくらは人間になる~子どもにとって遊びとは~』ギャラクシー賞テレビ部門7月度月間賞、日本民間放送連盟賞教養部門中国四国審査会 優秀賞。2014年『ヒロシマを遺した男~原爆資料館誕生秘話~』日本民間放送連盟テレビ教養番組部門優秀賞、日本放送文化大賞中四国地区優秀賞、ギャラクシー賞上期ギャラクシー奨励賞。『原爆ドーム~その名に遺されたもの~』日本民間放送連盟賞報道部門中国四国審査会 優秀賞など、数多くの賞を受賞している。

【スタッフ】

構成
岩井田 洋光
題字
濵崎 壽賀子
編集
山本 龍
撮影
中渡瀬 太一・高山 祐一・渡辺 亮介・坂本 良太
取材音声
松山 阿祐美・高橋 弘樹
MA
講崎 友蔵
EED
須山 葉子
広報
好中 奈々子
翻訳
アクアマリンプロダクション
ディレクター
前田 典郎
プロデューサー
福田 康浩
制作協力
TSSプロダクション
制作著作
TSSテレビ新広島
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