栗原恵さん(元バレーボール日本代表・広島出身) スタジオでアジア選手権の見どころを深掘り!

8/18(火) 19:17

【ゲスト:栗原恵さん 廣瀬蓮アナウンサー】

開幕が迫るバレーボール選手権。この大会を盛り上げようということで、今日は広島県出身、元バレーボール女子日本代表の栗原恵さんとお伝えしていきます。よろしくお願いいたします。

栗原さん)よろしくお願いします。

栗原さんは日本代表として現役時代にアテネオリンピック、北京オリンピックに出場。「プリンセス・メグ」の愛称で親しまれるなど、長く日本の女子バレー界を牽引されました。

そんな世界の舞台、そしてアジアの舞台を知り尽くす栗原さんとですね、今大会の見どころを徹底的に深掘っていきたいなと思います。
早速ですが、栗原さん、今大会非常に重要な大会なんですよね。

栗原さん)そうなんです。今年の中でもかなり重要で、この大会で優勝することで、 2028年に行われるロサンゼルスオリンピックの出場権を取ることができるんです。

加藤キャスター)これ、早めにオリンピックの出場権を得ることができるというのは、その後の例えばチームの編成だとかメリットってどこにあるんですか?

栗原さん)調整期間を作ることができるので、ずっとトップスピードで勝ち進めなければならないというところがなくなるので、選手の中では一回落としたり、そしてまたギアを上げていくという緩急をつけていくというところが非常にメリットですね。

メリットが多くなるような大会なんですが、今大会についてこちらをご覧ください。
今大会では、世界ランキングのアジア上位12カ国が参加します。

まずは3つのグループで予選を戦い、そこから上位8カ国が決勝トーナメントに進出します。

その決勝トーナメントで優勝すれば、ロサンゼルスオリンピックの出場権を獲得することができます。

そして、男女の予選ラウンドの組み合わせがこちらです。女子は予選ラウンドで韓国、ベトナム、香港、そして男子はバーレーン、オーストラリア、オマーンと同じグループになりました。

栗原さん、この予選ラウンド、決勝ラウンドでちょっと警戒したいなという国や、ポイントがありますか?

栗原さん)そうですね、やはり中国というのが非常に強敵になってくると思っています。
開催国ということもあるので、非常に盛り上がる中で、中国と戦わないといけないっていうのは厳しい戦いも予想されるんですが、やってくれると思ってます。

加藤キャスター)女子の中国代表ですよね。かなりどうでしょう、中国の応援とか、その地の利っていうところの勢いっていうのは、かなりのものがありそうなんでしょうか。

栗原さん)そうなんです。高さももちろんありまして、ヨーロッパのような高さがある中で、コンビバレーなどもしてくるので、そういった中では中国を攻略していくっていう風になった時は、日本はかなり準備をして臨んでいかないといけないなと思ってます。

その強豪中国と戦っていくわけなんですが、ライクでは今週 1週間、「アジアイチ」と題して、大会に向けての見どころ、そして日本代表に関する豆知識をお伝えしていきます。

2日目の今日は「アジアイチ」の『ジ』。
こちらは19年前に実は、ということで、これは19年前の2007年に栗原さん擁する日本代表は中国、その中国を破ってアジア選手権優勝に導いたんです。
当時の2007年覚えていらっしゃいますか?

栗原さん)もちろん覚えております。

辰已キャスター)この世界ランクを見ると、日本は一つ抜けてるのかな、という気もするんですけど、アジアの中で戦うという難しさは当時どのように感じていらっしゃいましたか?

栗原さん)やはり中国は高さがある中でも、そういうコンビを使ったり、絡みを使った攻撃をしてくるので、日本と同じようなタイプなんですね。なので、その同じような戦い方の中で、そこからまた先手を取って勝っていかないといけない、というところで、少し難しさは感じました。

加藤キャスター)コンビバレーは、中国のある意味伝統ということにもなるんですか?

栗原さん)そうですね。昔から中国といえばコンビバレー、というふうに言われますので、その中国を勝って、よりコンビを作っていかないといけないのが日本になってくると思います。

加藤キャスター)高さのあるコンビバレーって怖いですよね。

その中国、アジアに勝つためにですね、男女の注目選手を栗原さんに伺っていきたいと思います。まずは女子はどなたでしょう。

栗原さん)はい。やはり石川真佑選手ですね。キャプテンでもあり、エースでもありますし、彼女がプレーの中でも要ですし、精神的支柱でもありますので、大事なところでどうしても彼女にボールが集まってくるんですが、そこで彼女がどういうふうに決めてくれるかによって、チームの勢いが変わってくるかなと思ってます。

そして、男子では広島から出場する選手が2人いるんですね。広島サンダーズのセッター、永露元稀選手とミドルブロッカー西本圭吾選手です。まずは身長 192cm の長身セッター、永露選手の印象を栗原さんどう見てますか?

栗原さん)アタッカーにも引けを取らない長身選手なので、トスを上げるときのセットポイント、ボールを捉える位置が非常に高いんですね。なので、そこから繰り出されるスパイクで、スパイカーがより高い位置で打点を打つことができるということで、非常にこれが永露選手が入る意味があるっていうところですね。

続いて西本選手はいかがですか。

栗原さん)西本選手はミドルブロッカーというポジションなんですが、移動の速さやスパイクの速さっていうのももちろん魅力なんですが、なんといっても雰囲気作りが非常に上手な選手で、決めた後のガッツポーズや雄叫びっていうところでチームを元気づけてくれるので、こういうプレーをいっぱい見たいなと思っております。

2人の活躍、非常に注目なんですけれども、大会は今週金曜日にまずは女子が香港と予選ラウンド初戦に挑みます。さあ、石野さん、ここまで見どころたくさんありましたけれども、いかがですか。

石井亜耶コメンテーター)
たくさんあって、もうとても楽しみになりました。私自身は観戦初心者なんですが、今回どういうところに注目してみたらいいでしょうか。

栗原さん)はい。あのバレーボールってボールを追いかけて見てしまうという方が非常に多いんですが、実はボールを触ってない人の動きに注目してもらえると、どうして今のプレーがこういう風になったのかなって深掘りができるので、そちらにも注目して見ていただけたらと思います。