懐かしい1枚の写真…「この川の風景、どこだかわかります?」 衣笠梨代アナが挑む!謎解き散歩in広島
7/26(日) 09:00
衣笠梨代アナウンサーの手元に、懐かしい広島の景色が記録された1枚の写真が渡る。その写真の場所を当てる企画に挑む。
"水の都"広島が記録された謎の1枚
広島市の中心部を流れる主な川は6本。太田川が形成するデルタに、旧太田川(本川)・元安川・京橋川・天満川・太田川放水路・猿猴川が南北に走る。まさに「水の都」と呼ばれるゆえんだ。
今回の企画は、1枚の懐かしい写真からスタート。橋が架かり、川沿いには並木が。そして背後に山の稜線も--1971年に広島市内のどこかで撮られた川の風景だ。衣笠アナは写真を一目見て「かき舟の風景にちょっと似てません?」と直感。まず元安橋へと足を向けた。
今回の企画は、1枚の懐かしい写真からスタート。橋が架かり、川沿いには並木が。そして背後に山の稜線も--1971年に広島市内のどこかで撮られた川の風景だ。衣笠アナは写真を一目見て「かき舟の風景にちょっと似てません?」と直感。まず元安橋へと足を向けた。
元安橋から聞き込み--なかなか絞れない場所
元安橋からの眺めは「なんとなく似ている」が、実際に写真と見比べると、全く別の場所だった。街行く人に写真を見せて聞き込みを試みるも、「この辺かなとは思いますけど」「あっち側の対岸じゃないですか」と、有力な手がかりがなかなか得られない。
衣笠アナは平和大橋、西平和大橋と次々に橋を渡って眺めを確認するが、どれも外れ。「足で稼ぐしかない」と、猫屋町から本川町方面へひたすら歩き続けた。
衣笠アナは平和大橋、西平和大橋と次々に橋を渡って眺めを確認するが、どれも外れ。「足で稼ぐしかない」と、猫屋町から本川町方面へひたすら歩き続けた。
明治23年創業の老舗が、謎を解く鍵に
歩き疲れかけたところで目に入ったのが「木村寝具店」の渋い看板だ。「字体に趣があるので、昔のこともよくご存じなのでは」と衣笠アナが交渉を決断。対応していただいたのはご主人の木村純士さん。「ここが実家なんです」という地元っ子だ。
話を聞くと、木村寝具店はなんと明治23(1890)年創業の老舗寝具店。写真を見てもらうと「何か見たことある気はするんですが……あ、これ空鞘橋ですよ! その上流の相生橋のあたりじゃないですか」と、ピンポイントの証言が飛び出した。「子どもの頃、父に漕いでもらったレンタルボートに乗った覚えがあります。手漕ぎで。すごい懐かしいです」――静かな笑顔に、川の記憶がよみがえった。
話を聞くと、木村寝具店はなんと明治23(1890)年創業の老舗寝具店。写真を見てもらうと「何か見たことある気はするんですが……あ、これ空鞘橋ですよ! その上流の相生橋のあたりじゃないですか」と、ピンポイントの証言が飛び出した。「子どもの頃、父に漕いでもらったレンタルボートに乗った覚えがあります。手漕ぎで。すごい懐かしいです」――静かな笑顔に、川の記憶がよみがえった。
相生橋、そして"答え合わせ"
空鞘橋の下流、原爆ドームのそばに架かる相生橋へ。本川(旧太田川)と元安川の分岐点に架かる、全国でも珍しいT字型の橋だ。橋の上から北向きに目を向けると--「山の形がちょうど見えてます。これ合ってますね」。写真と現在の風景が重なった瞬間だ。
そこに写っていたのは、今から55年前の旧太田川。かつて川の東岸にはバラックが並び、木村さんが乗ったようなレンタルボートが水面を彩っていた。今その場所には、2024年に開業したサッカースタジアム「エディオンピースウイング広島」が堂々とそびえる。衣笠アナが呟く。「ピースウイングが大きいから、景色はずいぶん変わりましたよね」。
写真の中だけに残る川辺の光景が、広島の55年をそっと物語っていた。
そこに写っていたのは、今から55年前の旧太田川。かつて川の東岸にはバラックが並び、木村さんが乗ったようなレンタルボートが水面を彩っていた。今その場所には、2024年に開業したサッカースタジアム「エディオンピースウイング広島」が堂々とそびえる。衣笠アナが呟く。「ピースウイングが大きいから、景色はずいぶん変わりましたよね」。
写真の中だけに残る川辺の光景が、広島の55年をそっと物語っていた。
