【広島あの日のきょう】平和のシンボル“ハト”のフン公害が深刻化 広島市が対策に乗り出す(1993年)

1/29(木) 17:55

「あの日のきょうにずきゅん」テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。
今から33年前の1993年1月広島市の平和公園周辺で平和のシンボル、ハトによるフン公害が深刻化し、市が対策に乗り出しました。
広島市の平和公園に日本伝書鳩協会から35羽のハトがプレゼントされたのは1959年のことでした。

その後、市民が放したハトも混じり、この1993年には8000羽近くまで増加。
平和公園周辺のマンションのベランダに巣を作ったり、洗濯機や洗濯ものがハトのフンで汚れるといった被害が出ていました。

この日、市の対策検討委員会のメンバーが被害の実態を視察しましたが、平和のシンボルだけに簡単に駆除するわけにもいかず対応に頭を悩ませていました。

【はと対策検討委・丸木越伸 副委員長(当時)】
「エサだけではなく、人間とうまく共存することですから、非常に難しいとは思うんですけどね」

その後、広島市は平和公園の売店でのハトのエサの販売を中止。
また、エサを与えないよう市民に呼びかけたり避妊手術で繁殖を抑えるなどの対策を粘り強く続けました。

その結果、5年後には、ハトの数をおよそ5分の1まで減らすことに成功。
被害もほとんどなくなったということです。