「状況悪化している海域も…」 カキ大量死問題 県、市町が連絡会議 現場の実態を共有し対策を協議 広島

12/24(水) 18:23

深刻な問題となっているカキの大量死を受けて、関係省庁や県、地元自治体が対策を協議する連絡会議が開かれました。

この会議は、県の呼びかけで初めて開催されたもので、水産庁の幹部や県内でカキを生産している12の市町の首長らが出席しました。

会議では冒頭、水産庁と県が政策パッケージなどの支援策を改めて説明。
出席者からは大量死の状況が悪化している海域もあるとの報告があり、地域の実態と被害状況に合わせた対応や早期の原因究明を求める声があがりました。

また、自治体から来年の見通しが立たない中で無利子融資では厳しいとの意見や、原因とみられる「栄養塩」不足の対策への要望が寄せられました。

【広島県・横田美香知事】
「状況がまったく好転していなくてむしろ悪化している状況があるというのは、大変重いことだと改めて思ったので、しっかりと対策をスピード感を持ってやっていかなければいけないという思いを強くした」