80年前、路面電車を運転していた女学生 中村モリノさん(97)「自分に恥ずかしくないよう生きていく」

8/28(木) 17:39

「被爆80年プロジェクト つたえる・つなげる」

80年前、路面電車を運転していた女学生中村モリノさん(97)

【中村モリノさん】
Q:ここから見る景色はどうですか?
「いいですね、思い出します。やっていたなと思って」

戦時中、働き盛りの男性が兵士として徴兵され、路面電車の運転士や車掌などの人手不足を解消するため設立されたのが、「広島電鉄家政女学校」でした。
中村さんは一期生として入学。
電車の運行に携わりました。

女学校の生徒30人が犠牲に…。
しかし、原爆投下からわずか3日後に電車の運転が再開され、中村さんたち女学生も電車を運転しました。

【中村モリノさん】
「(電車から見る景色は)ずっと焼け野原。所々から煙が出ている。考えが浮かぶことはない。頭が真っ白で、何も考えられなかった」

中村さんがあの日の記憶を語るのは、二度と同じ悲劇を繰り返さないためです。

【中村モリノさん】
「自分の命や友達を大事にするということを少しでもわかってもらえたらと思う。人の命をとることはしないようにしてほしいと思います」

中村さんが手形のハトに込めた平和への想いとは?

【中村モリノさん】
「こういうことが二度と起きないように、こうやって残ったものは考えながら生きていかないといけない。平和を願っても自分が悪いことをしていれば何のことはない。
自分に恥ずかしくないように生きていかないといけないと思っています」

「つたえるつなげるヒロシマナガサキ」