【広島あの日のきょう】キリンビール広島工場60年の歴史に幕(1998年)跡地は現在のイオンモールに

8/27(水) 18:44

「あの日のきょうにずきゅん」テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。

今から27年前の1998年8月27日、キリンビール広島工場で、最後のびん詰め作業が行われ、事実上、60年の歴史に幕をおろしました。

キリンビール広島工場は、1938年、東洋一の設備をもつビール工場として、操業を始めました。キリンビールの中でも古い歴史を持つ工場のひとつです。

しかし、激しい競争の続くビール業界の中で、生産の効率アツプを目指すキリンビールは、老朽化が進み市街地のためこれ以上拡張できない広島工場の閉鎖を決めました。

この日、従業員の見つめる中、最後の箱詰めが終わりました。

【キリンビール・平川光雄パツケージング部長】
「1本1本、最後の1本まで美味しいビールを作ろうということで、皆さん一緒にやってきました。それを無事に果たしたということで感無量の気持ちです」

工場跡地には、映画館がある大型ショッピングセンター「ダイヤモンドシティ・ソレイユ」が誕生。

現在は「イオンモール広島府中」と名前を変え、多くの人で賑わっています。

(メモ)
2004年3月「ダイヤモンドシティ・ソレイユ」オープン
2007年10月「イオンモール広島府中」に名称変更